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赤岩尾根から鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳 山の上で梅雨け

7月17日夜に移動、夕食は糸魚川の銭形で。連休中日で周りは家族連れだらけ。自分は一人カウンター(笑

今回はあわよくばキレット小屋泊で鹿島槍から五竜へ縦走の予定だったので、五竜テレキャビン駅近くに自転車をデポ。

自転車で移動できるかどうかを見極めつつ簗場駅経由で大谷原に入る。大谷原へは鹿島槍スキー場超えだ。これはデポ回収後の体力では無理。

簗場駅もとてもタクシーを呼ぶような駅ではない。無人駅?

自転車としても白馬駅まで行ってそこからタクシーか。公共交通機関を用いるのなら扇沢からが便利だとわかった。今度からは柏原新道ですな。400mほど登りが免除になるし。

林道の途中でイノシシの親子に巡りあった。車の前を悠然と横断… クマが出てもおかしくないな。

大谷原は林道終点に大冷橋(おおつめたばし)がありその手前に3台、橋の向こうに6-7台の駐車スペースあり。

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手前側にトイレもある。紙もあり、ありがたく使用させていただいた。ちゃんと登山ポストあり。DOCOMOの携帯の電波は届かない。

すでに3台の先客あり。人は乗っていない。翌日の準備をして就寝。

翌朝は3時半に起床。そこでGPSアプリに地図をダウロードするのを忘れていたことに気づく。いざというときにしか見ないものではあるがお守りとして必要。林道を引き返してスキー場ではなく扇沢方面に走ると5分で集落あり。ここで電波キャッチ。

ダウンロードして再び出発点へ。

4時26分出発。もう薄ら明るくヘッ電不要。

川沿いの砂防用林道を3kmほど歩く。砂利だったり舗装だったり。林道最終点、西俣出合に5時12分。登山口の表記と休憩舎あり。

_IGP1616_DxO向かう稜線が見える。

堰堤にトンネルがあり超えると登山道。

まずは尾根に取り付くまでトラバース15分。その後はひたすらおよそ3時間尾根の急登。

登山道は急ではあるものの整備が行き届いていた。小ステップで登れるように階段、石、はしごがかかっている。ネットやトラロープなどの設置もされていた。

鎖が設置されているところもあるが必要ない程度。

途中高千穂平でのんびり休憩、朝食。6時46分〜7時10分。

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途中から熱気を伴ったガスが上がってきて暑いが同じくらいのペースで乗越まで来た。

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赤岩尾根の名前はこんな崩れやすい赤岩だからだろうか?  上部1/5はがれた赤岩を歩く。一部痩せ尾根もあり。

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お花を愛でながら登った。

登りで同じ方向には誰もいない。すれ違ったのは10人ほどのパーティーのみ。

冷乗越に8時23分。

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登りの谷沿いでは時折涼しい風が吹いていたものの基本的には蒸したりガスったりで湿気が高かったのだが、乗越した途端に冷たい乾いた風が西側から吹いてきて快適。

そしてガスが切れていて快晴!!

立山と劔が目の前に見えたのでした。写真に5分。

思ったより消耗し爺ヶ岳は断念。まずは目標の鹿島槍ヶ岳に向かう。

_IGP1673_DxO _IGP1674_DxO _IGP1675_DxO _IGP1676_DxO _IGP1680_DxO _IGP1681_DxO _IGP1682_DxOハクサンフウロだよね

一旦主稜線上で高度を落として樹林帯に入り登り返すと冷池山荘。8時46分から9時7分休憩。冷えたコカ・コーラで気合を入れなおして主稜線を進む。

すぐにテント場。東も西も開けていて眺めがよい。撤収組がいた。

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テン場から振り返った山荘。稜線はお花畑。

東は熱気、西は涼風。尾根上で熱気に巻かれたり涼風に吹かれたり…

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布引山への登り。オレンジ二人はトレランの方。布引山10時9分。

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岩場にはひっそりとお花が咲いています。

そして今日の目標、鹿島槍ヶ岳南峰。

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再び登り返して鹿島槍ヶ岳ピーク。10時57分から11時40分。

ここで食事を取りつつ一息。写真も撮影。

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キレット、五竜方面。

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_IGP1774_DxO毛勝三山

_IGP1775_DxOキレット

_IGP1779_DxO自撮りしてみました 劔を臨む

_IGP1781_DxO登ってきた稜線。ガスが湧いてきている。

さて、ここからキレットへ向かうか引き返して山荘に戻るか。

北峰を除きこむ。地図では100m降りて60m登り返し。大したことはないがかなり切れている。キレット小屋もすぐそこに見えるがさらに330mを一気に降りる。

午後のガスが巻いてきて視界がなくなってきつつある。ヘルメットを忘れた。

などなどで今回は行かないこととした。要は自信がなかっただけだ。

自分にも少し失望しつつ小屋に戻った。12時38分到着。時間はあるので、その気になればピストンで車に戻れる。

泊まれば夕日朝日を眺めて爺ヶ岳くらいは回ってこれるだろう。

ピストンしたら明日一日あるので、テレキャビンを使って五竜に登るのも簡単だ。

悩んだ挙句に山荘に泊まることとした。悔しいので五竜は必ず縦走でリベンジだ。

記録は最後に山荘前で10分ほど悩んだ時間込み。休憩込み。

合計距離: 15389 m
最高点の標高: 2660 m
最低点の標高: 952 m
累積標高(上り): 1878 m
累積標高(下り): -616 m
平均ペース: 1.96 km/h
総所要時間: 08:31:12
Download file: Move_2016_07_18_04_26_04_トレッキング.gpx

小屋に入って一息ついて西側の展望台でお茶したり同室者と話したりしつつまったり過ごした。

水は1L150円、宿泊客には元より1Lサービスあり。ノンアル缶ビールが期限きれで150円で販売していた。1本頂戴する。

夕食後は談話室で漫画を読みつつ、時々周囲と会話。ニュースでは梅雨明けの報道があった。北陸はまだだけどいつものごとくいつの間にか梅雨明けのパターンだろう。

8時には就寝。

残念ながら夕日は完全にガスの中で見えず。

夜は満月が明るかったが、これもガスの中だった。

夜は鼻水で何度も起きたが、1時から4時まで熟睡。

翌朝、4時頃に周りの物音で目が冷めるとすでに空は明るくなっていていた。

外に出て日の出まで撮影。雲海の夜明けだった。寒い。10度くらいだろうか。

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朝食を食べて身繕いして5時37分出発。気持ちの良い涼しさと快晴の天気。西からは冷気、東からは夏の暖気。西は徐々にガスってきて全面雲に覆われた。西の風がそれを押し返してくれた。

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日陰を歩くことが多く、爺ヶ岳中峰(6時50分〜7時8分)・南峰(7時26分〜7時35分)まで快適に歩行。中峰の手前の小ピークで雷鳥の親子発見。子供は5匹。撮影タイムとなりました。

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夜露に濡れたハクサンシャクナゲ

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中峰に到着。

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帰りは巻道を使って冷乗越まで戻った。8時22分。さっきの雷鳥がここでもお見送り。撮影タイム再度。

8時36分出発。ここから先は赤岩尾根の下り。東側は暖気でガスっている。軽装にして暑さ対策。

下りはお花撮影大会とした。

_IGP1879_DxOママコナ

_IGP1881_DxOシモツケクサ _IGP1882_DxO _IGP1883_DxO _IGP1884_DxO _IGP1889_DxO _IGP1890_DxO _IGP1891_DxO _IGP1895_DxO _IGP1896_DxO _IGP1897_DxO _IGP1898_DxOヤマハハコ _IGP1899_DxO _IGP1901_DxOゴゼンタチバナ _IGP1902_DxO _IGP1903_DxO _IGP1904_DxO _IGP1905_DxO _IGP1906_DxO _IGP1908_DxO _IGP1909_DxO _IGP1910_DxO _IGP1911_DxO _IGP1912_DxO _IGP1913_DxO _IGP1914_DxO _IGP1916_DxO _IGP1917_DxO _IGP1920_DxO

下りでは冷池山荘のスタッフが道の整備をしていた。感謝の言葉をかけていく。私が宿泊客と気付いていたようで、「お気を付けて」との言葉もありがたく思った。

整備は大変な作業だと思う。山岳会の方や山荘の方がしてくださっている。山岳会はボランティアだし、山荘にとっては宿泊料に込みになっているのであろう。そういう意味では登山道を利用する以上は通過する山荘で何らかのお金を落としていくべきなのだろうと感じた。

登山道でもない沢でも登って行くのならいざしらず、登山道を用いるのに「サポートは使わない」なんて息巻いても無駄だなと思った。

サポートがなくても大丈夫なように万全の準備をしていくのは当たり前だけれど…

さらに登山を続けていくのならどこか山岳会に属するべきなのではないだろうかとも悩んだ。

堰堤のトンネル

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西俣出合の休憩所。G-Boxの意味は???

_IGP1923_DxO

11時13分登山口に到着。

合計距離: 10440 m
最高点の標高: 2454 m
最低点の標高: 944 m
累積標高(上り): 411 m
累積標高(下り): -1655 m
平均ペース: 1.98 km/h
総所要時間: 05:31:42
Download file: Move_2016_07_19_05_37_47_トレッキング.gpx

自転車を回収して八方の温泉に入って、大法院でそば。

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小谷の道の駅でおみやげを購入して帰宅。

今回の山行での収穫は行動食。フルグラと柿の種のミックスは適度に甘さと辛さがあってよく口が進んだ。

水分はやっぱり薄くスポーツドリンク系を混ぜたほうが口に合うし発汗にも見合うようだ。

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