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折立~薬師沢~雲ノ平~高天原温泉~水晶岳~雲ノ平~薬師沢~折立

先輩にさそっていただき山行参加。

中年3人での山行なので行程は無理しすぎず、眺望・温泉・宴会重視の行程となった。

それだけでは寂しいので、一応登山として当初は鷲羽岳ピークを予定にしていた。

1日目(9月10日)

6時にアルペン村に集合。折立移動中に銀行からお金を下ろすのを忘れたことに気付いて一旦アルペン村セブンイレブンに引き返してしまい15分程ロスしてしまった。申し訳ありません。セブンがあってよかった。

この時間がなかったら正規の駐車場に停められたかもしれません。

ところで車3台で入るのは効率が悪い気がした。インターに車デポして1台で移動しても良かったかなと。

折立につくとすでに正規の駐車場はいっぱい。登山口手前から右に折れた奥に臨時駐車場がありそこに駐車。徒歩5分プラスになった。

7時25分折立出発。

折立から太郎平は寒すぎず暑すぎずの快適な天候のなか、先が長いので特にスピードも上げずゆっくり登った。本日はこの登りさえ終われば、薬師沢に下ってるんるん宴会が待っている。

途中、鍬崎山や薬師岳の姿を眺めて写真に収め楽しく登った。

_igp2421_dxoお約束の積雪計_igp2423_dxo白山方面_igp2424_dxo鍬崎山 黄金はどこに?_igp2429_dxo雄大な薬師岳_igp2427_dxo北ノ俣・黒部五郎方面

11時35分太郎平小屋到着。4時間10分かかっている。昨年薬師岳に行った時は2時間35分で上がっている。随分とゆっくりではあるが、先が長いのでこれで良いだろう。今回は酒・つまみ分の重荷もあることだし。

太郎平小屋では早速エイドフル活用でスパイシーカレーをいただく。

_igp2432_dxo野菜多めの美味しいカレーでございました。ぽかぽかと温かい日差しとやや冷たい風で気持ちのよい休憩。

H先生からコーヒーをいただく。

_igp2433_dxo

薬師岳はほんとに雄大。

12時37分出発。

_igp2436_dxo太郎山_igp2437_dxo北ノ俣岳か H先生渋い

しっかり休憩後は薬師沢への下り。大きく3つある渡河地点は問題なく、多少の高巻きでのアップダウンはあるもののそれほどではない。左側には薬師岳の東南尾根を眺めつつ歩くことになる。

_igp2439_dxo _igp2440_dxo第1渡渉点

_igp2446_dxo薬師岳東南尾根2650.9m地点がずっとメルクマール

_igp2447_dxo _igp2448_dxo第3渡渉点

_igp2449_dxo東南尾根

カベッケが原近くでは根っこごとなぎ倒された流木が多数あった。鉄砲水ででも流されたのだろう。こんな平和そうな平原でも天候によっては危険なんだろうなと自覚。

_igp2451_dxo最後の尾根から黒部源流を見下ろす。澄んでいる_igp2453_dxo屋根が見えた

程なく薬師沢小屋に到着(14時35分)。

_igp2456_dxo

沢沿いは(虫が居なければ)涼しくて心地よい。

黒部川上流

黒部川上流

黒部川下流

黒部川下流

受付し荷物整理後、午後は小屋前で買ったビールと持ち込みワインでプチ宴会となりました。私の持ち込んだワインは程なく終了。

前日寝れなかったせいかアルコールのせいか、夕食後は2次会の約束をしつつも朝まで爆睡。

宿泊者10名程度。一人は雲ノ平祖母岳で再会。翌日先行した3人組の富山からの熟女達もいた。他に福井から来た若い部下(助さん角さん)を連れた社長(と我々は名付けた)も居た。社長は俺が連れてきてやったぜーという感じではあったが、若い二人とっては中間管理職から言い渡された仕事に過ぎないのだろうなぁ。社長の安全対策として。

合計距離: 12815 m
最高点の標高: 2194 m
最低点の標高: 1263 m
累積標高(上り): 1099 m
累積標高(下り): -573 m
平均ペース: 1.98 km/h
総所要時間: 07:19:14
Download file: Move_2016_09_10_07_14_58_トレッキング.gpx

2日目(9月11日)

当初の予定は大東新道経由の高天原行きだったが、件の社長からアップダウンが多く大変との情報を得たのと、3日目の雲ノ平の眺望が天気予報的にあやしかったため、先に雲ノ平を経由しての高天原行きとなった。

黒部川沿いも魅力的だったがまた来ることもあろう。

rimg0010本当に絶妙な立地

6時43分出発。

rimg0012 rimg0014 rimg0016

雲ノ平への登りは随分な急登だがいいペースで登り、8時31分にアラスカ庭園に到着。

快晴ではないものの時々晴れ間も見える天気の雲ノ平観光となった。周囲どこを眺めても百名山の眺望は写真では伝えきれない。

rimg0023 rimg0026 _igp2490_dxo_igp2492_dxo _igp2493_dxo _igp2494_dxo_igp2498_dxo

その後、祖母岳にも向かった。先行する3人熟女ともここで少し会話。せっかくなのでここでコーヒータイム。至福でした。前日も薬師沢にいたおじさんとも祖母岳でお会いした。祖父岳閉鎖中巻道の植生回復の関連の方とかで教授様を待って雲ノ平に連泊するとのこと。翌日に雲ノ平山荘で再会した。

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img_6899

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_igp2546_dxo途中雨量計の更新作業のお兄ちゃんらがわらわら

_igp2551_dxo赤牛岳 読売新道ですな

_igp2561_dxo森の道では紅葉も_igp2563_dxo _igp2564_dxoこんな森の道

峠で一休み。あとはなだらかに下るだけ。

rimg0031岩苔の沢 流れは地図とは全く異なる気がする

我々は高天原峠経由で高天原入り。

rimg0043 rimg0047湿原 ニッコウキスゲはもちろんもうない

rimg004913時18分に到着rimg0053

rimg0054 rimg0055時間に十分に余裕があり、遅い昼食を済ませたらさあ温泉

20分ほどで到着。

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温泉では掲載に支障のある写真を多数撮影したが、さてどこで披露したら良いのだろう(掲載したのは大人しいものばかり)。

午前中は曇りだったが徐々に晴れ間が出てきて、温泉中は日焼けするかと思うくらい。

3人で貸し切り状態で裸でうろうろ。来ていたモノを沢で水洗いして温泉中にほとんど干せました。

帰り際に件の熟女3人が来訪。祖母岳以後は会わなかったのですが祖父岳から岩苔乗越経由で入ったとのこと。

rimg0079

その後はまた山荘前でプチ宴会。水晶岳の美しい稜線を見ているうちに、翌日の目標が鷲羽岳から水晶岳に変更になった。

鷲羽岳はどのみちそのうち折立から新穂高まで縦走する際に通ることになるでしょう。とっておこう。

ということで次の日の日程は岩苔乗越からの水晶小屋経由での水晶岳ピークとなった。

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夜はランプの明かりで夕食。その後に小屋内の部屋でまたプチ宴会。U先生持ち込みの焼酎がほぼなくなった。

近くに展望台があるので夕日と薬師をおさめようと登るが途中で階段を踏み抜きスネを挫創。ばっちり見られていた。

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宿泊者8名。熟女3人、新穂高から双六、鷲羽経由で入った熟練っぽいロングハイカー、素泊まりのテン泊ソロお姉さん。

合計距離: 8803 m
最高点の標高: 2434 m
最低点の標高: 1786 m
累積標高(上り): 808 m
累積標高(下り): -609 m
平均ペース: 1.56 km/h
総所要時間: 06:34:49
Download file: Move_2016_09_11_06_42_45_トレッキング.gpx

3日目(9月12日)

朝から晴れ。が、午後からは崩れてくるはず。それまでにピークを踏まねば。

6時31分出発。

湿地帯から岩苔乗越までの登り。傾斜が緩やかで樹林帯では日陰が涼しく、樹林帯を抜けても沢水が涼しく気持ちのよい斜面だった。水晶池は時間の関係でスルー。

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岩苔乗越に9時4分に到着。ここは冷たい風が吹き上がってくる稜線。薬師、水晶、三俣蓮華と眺めながら大休止した。

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ここからもうひと登り、七曲がりをあがってワリモ北分岐を過ぎてトラバースすると槍と北鎌尾根が見えてきた。雄大。

ここで撮影タイム。

_igp2637_dxoトラバースを超えると…

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槍ヶ岳が見えます。

_igp2659_dxo辿ってきた道 鷲羽岳が見える

10時25分に水晶小屋に到着。荷物をデポってピークへ。

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岩場はあるものの難度の高い部位はなく11時1分ピークに到着。

_igp2705_dxo

自分はおまけとして2977.9m三角点にも行ってきた。三角点からは高天原山荘も水晶池もカールの雪渓も見えてまた違った風景を眺めることができた。

_igp2715_dxo三角点からピークを振り返る _igp2716_dxo水晶池を見下ろす

帰りしょう。

_igp2718_dxo _igp2721_dxo

11時56分水晶小屋に戻り昼食。日差しが強く焼けます。

12時42分出発。まだ晴れ。

ここからは雲ノ平を目指す。13時14分岩苔乗越くらいから徐々に天気が崩れて、13時47分祖父岳でとうとうぽつぽつと雨が降ってきた。

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テン場を越えれば近いが、件の植生回復のため通過不可。本降りになる前にはなんとか山荘にたどり着いた。14時39分到着。

落ち着いた後は食堂で午後宴会。H先生持ち込みの日本酒と自分の梅酒でやられて一旦退却睡眠。目が覚めると食事の時間になっていた。外はガスのなか、雨がしとしと降り続いていた。この頃富山県では大雨洪水警報が出ていたよう。

夕食後は日本酒をちびちびしながら黒部開拓時代のお話をプロジェクターで鑑賞。黒部の山賊を流し読みして就寝となった。

夜間は屋根を打つ雨の音が大きく明日の山行が心配であまり寝られなかった。よくよく考えれば黒部源流に囲まれている雲ノ平なので、黒部川増水の状況によっては岩苔乗越しか通行が出来なくなる。そうなると双六経由で新穂高に下りるか、槍ヶ岳西鎌尾根経由で上高地に下りるか、鷲羽岳・三俣蓮華経由で黒部五郎稜線から太郎平に抜けるかになる。我々の足ではいずれも2日がかりのコース。しかも高所の雨の中の行動では…

予備日も設定しておらず仕事に支障がでるなぁ…と思い悩むほどの雨だった。良眠できずスッキリしない頭で翌朝を迎えるのでした。

雨量計工事の兄さん達8人ほどとその他8名ほど。大阪弁の自由なおっさん一人あり。好きにしてもいいがこちらを構わんといて…

合計距離: 13407 m
最高点の標高: 2810 m
最低点の標高: 1985 m
累積標高(上り): 1177 m
累積標高(下り): -763 m
平均ペース: 1.84 km/h
総所要時間: 08:08:18
Download file: Move_2016_09_12_06_30_53_トレッキング.gpx

4日目(9月13日)

朝から雨。山荘の方の情報に拠れば、薬師沢の通過に問題ないとのこと。準備して薬師沢小屋を目指した。

6時9分出発。少し早足での行動。

木道や沢上になった登山道は部分的に冠水しているが、通過不能なところはなし。ただし沢に沿って降りていくと登山道を外すとこともあり注意が必要。増水した薬師沢小屋前も河原に入れるほどで大きな問題はなかった。

薬師沢小屋7時52分。

img_6901水量は増えている しかし絶妙の小屋の立地!!

薬師沢小屋でも情報を確認。太郎小屋への道に問題はないとのこと。同じく木道の冠水はところどころあるがすれ違う人も4-5人あり、問題なく太郎平小屋に到着。10時9分。装備を一旦といて着替えをしてから、太郎平ラーメンを頂いて温まった。

さて、ここまでの行程でゴアのブーツながら内部まで浸水(モンベルアルパインクルーザー2500)、上半身はOMMのaether smock(e-Ventの3層雨具)で完全に浸水。上半身はフラッドラッシュメッシュスキンの上に薄手メリノ2枚重ねだったので寒さを感じることはなく、足も厚手のウール靴下だったので何とかなったものの冷たい。ということで小屋で全てを着替えた。OMM aether smockは軽量で着心地も良く大好きなのだが、速攻日帰りのソフトシェル+αと考えた方が良さそうだとの結論に至った。一応正式な撥水処理洗濯をもう一度してみて判断しよう。しかしモンベルのストームクルーザーもあるので、ランニング・速攻登山の整理箱にしまわれることになりそう。足の浸水はもっと深刻な問題で、実は前回の白山北部避難小屋泊まりの際も小雨ながら浸水したのでした。まぁ雨上がりをゲイターもせずに歩いたのがほとんどの原因ですが。靴自体の不調なら買い替えかもしれません。もう一度検証が必要。

小屋以降は折立まで雨もほとんどなし。むしろ富山市街地のほうが降っていた。

下りは単調なので、いろいろとお話するようにした。U先生の自転車話は自転車入門するかもしれない身にとってはとても参考になる話だった。a

合計距離: 14896 m
最高点の標高: 2401 m
最低点の標高: 1275 m
累積標高(上り): 555 m
累積標高(下り): -1681 m
平均ペース: 2.30 km/h
総所要時間: 07:49:31
Download file: Move_2016_09_13_06_07_09_トレッキング.gpx

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