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第21回北陸地方雪崩事故を防ぐための講習会

備忘録的に。ホームページはこちら

今回は初回なので基礎コースに。勤労者登山山岳会には属していないので、12月に実施された座学を含めて2万円の講習費用を納めている。

朝、思わぬ事故で高速道路から降ろされて、小杉-富山西間は下道で通過。しかし時間に余裕を持って出たため30分ほど早く極楽坂スキー場の大山農山村交流センターに到着。更衣室で受付をして朝の挨拶の後に行動開始。

リフトを2本乗り継いで極楽坂の一番上まで移動。そこから旧金山ゲレンデに向けてワカン装着し移動。昨夜から降り続いた雪で場所によっては腰ラッセル状態。わっふわふだ。

久しぶりにワカンを履いたので、付け方を忘れていたよ。まずいまずい。

金山ゲレンデ最上部のリフト終点付近で全員集合。

まずは斜面を掘り込んで断面観察を実施した。班ごとに順番に講習を受けるので待ち時間の間にピットチェックの講習、ビーコン捜索の基本を学んだ。

まずピットチェック。スノーソー必須。あるのに持ってくるのを忘れていた。しかし自分のスノーソーは長すぎる。短いものを購入しようか??

30cm角で切り出した雪柱をたたいてチェック。今回は大量の降雪が続いた後で、こしざらめ風になっている以前の層までに2m近くあったのではなかろうか。

その部分で肩からのhitで弱層となった。滑走には支障はないであろう。

降り続いた層も倒して横から叩くと割れる面が何箇所かある。降り方が変わったり、気温の変動があった部分なのだろう。

ついでビーコン捜索の基本。

①まず走って10mくらいの近さまで移動、②細かく見ながら範囲を絞って移動、③2mを切ったら慎重に近づいてクロスしながら2m四方くらいに絞り込む、④プロービング

プロービングは斜面に垂直に、ではなく重力通りに差し込むということで習った。

その後断面観察。硬さのチェック法、結晶の観察、などなど。

雪庇を掘り込んだ断面の観察も実施。

その後に再度ビーコン捜索訓練実施。繰り返し3回。

以上で実習終了。歩いて下山して少年自然の家に移動。車の移動の都合で車は極楽坂に置いていくことに。ここで致命的ミス。明日も極楽坂で実習と思っていたため、オーバーパンツとブーツとビーコンを車に置いてきてしまった。

実際は少年自然の家の周りで実習とのことだった。

ついてすぐに入浴、食事。そして夜の講義となった。

講義の後は懇親会で軽く飲酒。ほどほどで撤収して就寝。

翌朝は起きて朝食・掃除。

実習は自然の家の敷地内で、再度ビーコン捜索訓練。さらに全員で埋没体験を受けた。

最後に、離れた位置から役割分担をしつつのビーコン捜索模擬を行った。

こういう実習の要はやはりロールプレイだと思う。可能ならば全ての役割をそれぞれがこなせる時間が欲しいところ。

忘れてきたビーコンは講師からお借りした。幸い好天だったのでソフトシェルのパンツで保ったが、寒かった。ブーツはなんと街用のスノーブーツでなんとかこなした。

その後は再度座学。

そして終了式。お昼には終了。

今回の座学部分は本でもテキストでも勉強できる内容。しかし断面観察やビーコン捜索訓練・埋没体験はこういう講習を受けないと実際には体験し難いものだと思う。いい経験をさせてもらった

今後の山行に活かせるように、現場で再現してトレーニングしていきたい。

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