MammutのTrion pro 50+7を使ってきたが、アルミステーが生地を破って外に出てきてザックが斜めってきた。
使えなくもないのでだましだまし使ってきたが、次を用意しておくべきと思いあれこれ検索。
Trion proの利点は背面アクセスとアクセスしやすいギアポケット。
それとA型にシートラーゲンする際にスキーを固定するバンドが3つあること。強度的に安心であった。
次期のザックで気になったのはBlackDiamond Cirque 45なのだが、上記の利点はない。真逆。
背面アクセスはなく、側面アクセス。ギアポケットは内蔵。バンドは2本。
しかしポチってしまった。真逆な商品も使ってみないと次々期のザックの参考にならない。
ということで購入したものが海を渡ってはるばる10日かけて到着。
比較的軽量(1280g)な保水しないダイニーマ系の素材。柔らかいが強度はあるという感じ。
外観はシンプルで側面のバンド二つ、ギアループ・ベルト。トップアクセス部分に防水処理の施されたポケット一つ。
ショルダーベルトには上部の引き寄せベルトはなし。ランバーベルトも同様。引き寄せ用のベルトはなし。
取外し可能な雨蓋であるlidをつけて、荷物を詰めたところ。厳冬期日帰りに必要なものがすべて収まる。
外ポケットは雨蓋代わりになる蓋部分に一つだけ。一見小さく見えるが、テムレス・ヘッデン・タオルの「すぐ使いたいものセット」が入る。
パタゴニアのアセンジョニストに近い感じのトップの開閉構造。さらに側面からジップでアクセス可能。背面アクセスはない。
メット固定可能。
ギアループとポケットがランバーストラップに付いている。ポケットはゼリーが3つは入りそう。
ショルダーストラップはザックの下方内部で左右がつながっており、左右に体が揺れるとそれに合わせてスライドする。SwingArmとネーミングされている。
なるほど背負ってみるとわかる。滑走時にangulationが付いても追従しそう。
引き寄せ調節機構はショルダーストラップにもランバーストラップにもなく最小限の構成。荷重を腰に集中できるように背負えないので、肩は痛くなりそう。荷物が重くなるような宿泊ツアーには向かないか。
ピッケルを差し込む部分にバンドが一つ隠してあり、ロープの固定などに使える。
別にダイアゴナル固定用のループがある。
試しにダイアゴナルに固定してみたが思ったよりも安定していた。板の表面積が小さい分、風の影響は受けにくいかもしれない。
底部。ピッケル装着状態。 底部にはギアループあり。しかし用途は今のところ思いつかない。
スコップやプローブなどのギアポケットは内部にあり、容量は十分。プローブ・スコップは頻回に使用するものではないので内部収納で構わないが、アイゼン・クトーは使用するたびに毎回内部にアクセスするのは面倒だ。外付けも検討せねば。オスプレーのギアポケットと併用も良いのかもしれない。
水ポケットは内部にあるが、hydrationチューブを引き出す穴は構造がいまいちで使いにくそう。スキーツアーではあまり使わないとは思うが。
別売りのlidの容量は行動食を入れる程度で、ペラペラ生地で心もとない。大事なものは入れられそうにない。
本体へのアクセスにもやや邪魔で、きっと使わなくなるような気がした。
まだ真夏にもなっていないけれども、冬の準備は少しずつ!