complete walkerというホームページがある。ロングトレイル好きの方だ。
そのブロガーは村上宣寛さんという富大の元教授さん。心理学系の方らしいが、アパラチアン・トレイルのリピーターでもあるらしい。
「野宿大全」という本の著者と言ったら分かる人もいるかもしれない。
この「野宿大全」はロングトレイルの歩き方の指南書のようなものであるが、特に「足の運び方」、ロングトレイル的に正しい「歩き方」への考察がとてもおもしろい。
体重移動を如何にスムーズに行うかを科学的な論文をもとに追求している。動作解析のプロのような視点だ。
特に、体重移動さえ上手にできれば(少なくとも水平移動に関しては)、背負っている重量はあまり関係ないという発想はとても参考になった。
垂直移動はまた別の要素(純粋に位置エネルギーの獲得という意味で)が大きいので、荷重量は大きく関係するだろうけど。
ついついlight & fastな思考に陥りがちなところに、目が覚めるような内容だった。