山行の安全装備としてGarmin inReach miniを導入した。
人柱的なところもあるが、レビューしたい。
日本語のレビューは少ないが、富山大学名誉教授でアメリカのロングトレイルを数多く歩いている村上宣寛さんが消費者目線でのレビューを書いている。
ほとんど網羅されているので、これを読めば十分。
自分の契約は年間契約の「recreation」で、月24.95ドル。
SOS時のレスキュー保険が年12.95ドルで、年間あたり1件につき5万ドルまで、年間最大10万ドルまで補償してくれる。
冬以外の3シーズンはほとんど登山道を外さないが、沢にも少しは入るので衛星回線は大事。
10分ごとに自動で無料で位置情報を送信してくれるので現在位置の確認には便利である。
ただし山スキーの滑走時は10分間でかなり広範囲移動できるのでログとしては意味がない。
地図のようにスキー下山時はかなり間延びして表示される。
仮に滑落したり雪崩に巻き込まれたりした場合に衛星回線が生きていれば、動けなくなっている現在地を自動的に送信してくれる。
メール機能は少し不便。そもそも本体で文字を入力することがかなり面倒。寒い時期はかじかんでまず無理だろう。
通常はスマホとBluetoothで連携させて入力するようだ。
それでも面倒なので、プリセット3個(送信無料)、quick text(送信有料)20個をあらかじめ登録しておける。
プリセットのメールの送り先は、妻のメールアドレスとし送った位置の情報も地図に表示するようにした。
青い部分にメールアドレス、その後ろのMapShareとあるのが、マップに位置情報を提供するという意味。
他にtwitter投稿などを選ぶこともできる。
村上氏は一番安いプランを用いており、位置情報はプリセットメールと共に送る形式で使用している。
つまり位置情報の提供はmanualでしか送られることはない。
(一番安いプランでは自動で位置情報を提供する場合は一回につき0.1ドルかかる。例えば10分ごとの送信として10時間の山行をすれば6ドルになる。)
それでは本当の不測の事態(意識消失や手が使えなくなっている状況)では位置情報を提供できないと考えた。
そのため少々割高ではあるrecreation planで申し込んだ。差は13ドル。月22時間ほどの山行で位置情報送信料はチャラになるので、自分の山行頻度からすれば何ら問題ない。
他にナビゲーション機能やログ機能もあるので、また試してレビューしたい。