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ボヘミアンラプソディー

映画ボヘミアンラプソディーをやっと見た。

iTunes storeで予約してあり随分前に自動でダウンロードされていたのだが、見る暇が無かった。

嫁は仕事、子供達は部活。なので一人でゆっくりと見た。

自分がQueenを意識したのは中学時代。洋楽に夢中で毎日のようにFMでチャートをチェックして録音していた頃。ビルボードのチャートやベストヒットUSAが必須だった。今の子達がyoutubeに夢中になるようなもんだ。

紙の媒体でラジオ番組を確認して、FMで音楽を聴き、それをカセットテープに録音していた。内容は手書きでリストを書き起こして整理していた。

高校を卒業するまでに、レンタルレコードから録音したモノと加えてそんなテープが300本くらいは出来ただろうか。

Queenは1984年「Radio ga ga」というライブエイドでも歌われた曲でヒットしていた。この時のアルバムも録音したと思うが、マイブームにはならなかったらしい。ほとんど印象にない。

ライブエイドは多分リアルタイムで一部、録画で一部を観ただけで、Queenの出番は観てないはず。

その後高校になってから、Queen狂いの友人に勧められてアルバム第3作目「Sheer heart attack」を聴いてぶっ飛び、夢中になったしまった。どちらかと言うとブライアンメイにやられたのだけど。教養のように殆どのアルバムを聴いた。

それ以後はベストアルバムとともに時折過ごすような感じで年を重ねて今に至る。35年経ってもいつでも楽しく聴けるカッコいいハードロックだ。

これだけ力強くても今時の娘・息子達は聴かないだろうなぁ。

 

フレディ・マーキュリーの実像がどうだったかは本当のところはよくは知らないが、映画では愛に飢えた寂しい人として描かれていると感じた。

ゾロアスター教徒というイギリス側で働くインドの少数民族、生まれたところはイスラム圏のザンジバル。イギリスに移民としてやって来たらパキ野郎扱い。

孤独に追いやられるには充分な境遇。

マイノリティとしてアイデンティティをどう維持表現するか…そしてセクシャリティとしても…なーんて小難しいことを抜きにして素晴らしい曲と歌で人々を魅了したから今も聴かれているんだな、と。生きる力を少し貰った気がする。

 

ちなみにザンジバルという言葉でふと止まった。

そう言えばそんな名前の曲があったような…何となくフレーズは頭に思い浮かぶ…検索して分かった。

ビリー・ジョエルの52nd streetに入ってたジャジーな曲だ。カセットテープにはあったはずだが、今のデジタルのコレクションの中からは漏れている。

youtubeで探したらすぐに見つかった。久し振りに聴いて嬉しくなった。新しいものについていけなくなったおじさんがここにいる(笑。

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