あさっての神戸への研修の移動がてら比良山系でも走ってこようかと思っていたが、彼の地は風雨の予報。
ということで曇り予報の地元を走ろうとno planで犀川を北上した。雨具だけ持って行く。
山側環状道まで来て悩む。
北陸学院の方に上がって行って実践倫理会館・大乗寺経由で戻るか(20kmくらい)、
医王山方面に行くか(45kmくらい)。
とりあえず後者方面かなーと環状道を金沢大学方面に折れる。トンネルを抜けて若松まで来て医王山を見やると…
遠いな… モチ上がらん。
ということで浅野川沿いを下って旧坂から小立野台地に上がって、再度山側に折れて土清水方面に向かう。
錦町まで来ると、右の方に何やら用水と小道がある。
どれどれと入って見ると、辰巳用水とそれに沿った遊歩道だった。
金沢市民ならみんな小学生の時に習うことだが、
辰巳用水というのは小立野台地の突端にある兼六園と金沢城に向かう大事な水源として江戸時代に作られた。
当時とすれば素晴らしい測量技術を用いたり、サイフォンの原理で水を流したりと考えつくされている。
兼六園に吹き出す水はよく目にしていたものの、上流部分の辰巳用水を認識したのは初めてだった。
せっかくなので遊歩道を走ってみる。
木陰(竹陰)の涼しい風が用水の上を流れている。用水沿いなので高低差はなくゆっくりと登っていく。
徐々に小立野台地の尾根筋から外れていき犀川の上流へとつながっていく高低具合。
末町につながる道とぶつかったところで遊歩道は途切れた。
振り返る。最後は住宅地に接していた。
何の建物だろう?
とっても気持ち良いトレイルで感激した。また夏の暑い日に来よう。きっと癒やされる。
少し下ってファミマで補給。スマホでお買い物できるのは本当に便利。
適当に道を選びながら犀川まで下り、渡って、今度は野田の方に登り返す。
ここまで来たらいつものコースで前田家の墓地に向かう。
苔むした階段に萌え〜。
前田家墓所をぐるりと1周して(面積はサッカー場ほどあるか)、野田墓地を抜けて大乗寺公園へ。
この辺りは小学生の頃は、山側環状道になっている部分も含めて一面黄色い菜の花畑だった。さらにその鶴来側は一面梨畑だった。冬にはこの斜面でスキー遠足も開かれたっけ。
それがきれいな公園になっている。時は流れている。
大乗寺に寄ってみた。この辺りでは有名な禅寺だ。
いつ以来だろう。20数年は来ていない。
子供の頃はそれこそ遠足でも写生会でも来た。
この奥に回廊に囲まれた中庭があり、さらにその奥に座禅堂がある。
中庭の静けさがなんとも言えないいい雰囲気の寺。
回廊に写真が展示してあった。山岳写真もある。G3のシールを張った板も写っているぞ!
すっかり心を癒やされたあとはまた街の喧騒のなかへ。
山側環状道からまた犀川に戻りゆっくりと家へ戻った。
最高点の標高: 162 m
最低点の標高: 12 m
累積標高(上り): 600 m
累積標高(下り): -600 m
平均ペース: 8.55 km/h
総所要時間: 03:32:03
自宅周辺を省いてあるので、もう2kmほど走っている。墓所と寺内は歩いているのでゆっくりペース。
あっ、大乗寺には白山水が湧く井戸(白山とつながっているという伝承)があるんだった。確認するのを忘れた!!!