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不帰ノ嶮

山と高原地図では破線である。

唐松から白馬方面に通ってみた。

夏山シーズンということもあって、ハイマツは完璧に枝打ちされておりお手入れは一般登山道並み。

踏み跡は明瞭で迷うところはなし。

危ないところは不帰II峰北峰とI峰の間、I峰からの下り(白馬からはI峰上り)の部分。

この岩場は落ちれば確実に命はないところではあるが、鎖が完璧に張り巡らされている。

鎖に沿っていけば間違いはなく、コース取りで困ることはない。逆に鎖のないところを通るのは危ないと思ったほうが良いだろう。

鎖の周辺にはホールド、スタンスともに十分すぎるほど存在している。

足が届かない、手が届かないという個人差はうまれようが、どう降りればいいか分からないという状況にはならない。

天狗山荘にたどり着くまでに50-100人ほどとすれ違っている。老若男女、パーティソロ問わず。

これは普通の一般道と同じだなと思った。

そういう意味では五竜山荘から山頂への岩場や、五竜から唐松に至る最後の尾根越えあたりの岩場もそこそこ危ないし

そう大差はないなぁと感じた。

雨後や着雪が危ないのは言うまでもない話なので、18日の朝のようなドライなコンディションならばと限定しての話ではあるが。

手前からIII峰、II峰、I峰。II峰は北・南に分かれている。奥の急な斜面が大下り。その上の大地が天狗平。

もうあえて通ることはないとは思う。

天狗山荘のテン場には泊まってみたいと思った。

となると次に通るときは黒部側から長大な尾根を周回か… 暑そう…

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