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第5回峨山道トレイルラン(2019) 詳細

故郷石川で開かれる主要なラン系大会は全て網羅したいという気持ちから、和倉ハーフマラソン、マラソン3コース(和倉、金沢、加賀温泉郷)は走った。

残念ながら百万石ロードレースは今年で終了になったらしい。出ればよかった。

2年前に中能登トレジャートレイルランのmiddleコース、今年の春にはOSJ山中も走った。

あとは中能登の正規fullコースと峨山道トレイルランと加賀海岸シーサイドトレイルラン。

ちょっと毛色の違うところでホワイトロード100kmもあるにはある。ずっとロードというのが味気ないけど。

 

ということで今回は2019年10月6日第5回峨山道トレイルランに参加した。

282人が出走し208人が完走。スタッフによれば自分は80位前後くらいらしい(最終結果はまだ)。

春のOSJ山中はかなり綿密に計画を立てて地図を眺めてイメージを膨らませていたが、今回は準備全くなし。

地図のGPSデータをスマホに入れただけ。あとは直前に渡された地図を待ち時間にちょっと眺めたくらいで臨んだ。

天候は朝は雨が残り、ところどころ雨が降るかもしれない日。寒くなりすぎることも暑くなりすぎることもなさそうだった。

時間的には朝のスタートも夕のゴールもヘッ電が要りそうだった。

スタートはヘッ電で。
 

防寒用の化繊インサレーションに雨具上下を持ち、ヘッ電は2つ。

ジェル4本をソフトフラスコに入れて手の届くところに常に500mlの水分を補充。ザック内には常に1L入れておくこととした。

塩タブレット多数と行動食はいつもの山のように手が伸びるものを選んだ。

ザックはOMM Phantom12で。

 

トレイル「ラン」というが、自分が走るのは下りだけ。登りは僅かな傾斜でもほとんど走らない。列をついているところだけ後続から急かされるのでしょうがなく(笑)走る。

ただそれを繰り返した。逆に言えば非常に苦しいところでも下りはとにかく走った。


永光寺階段。

周囲の中位の選手は大体登山パートでバテていくのだが、自分は登山パートはゆっくり休まず登って休憩タイム。それでもバテて休憩する選手よりは最終的には速いのでここで優位に立てる。

抜くのもたいてい登り。

レースの中身としてはおよそ第2チェックポイントくらいまでは団子だったので、周りにペースを合わせて行動した。だいたい10kmに1時間10分ほどだった。

ややオーバーペースかなぁという感じ。ここでだいたい100位くらいだったらしい。

選手間がバラけてからは1km10分くらいを維持して数人抜かれても倍くらい抜くといった感じで進んだ。

 

志賀町あたりの風力発電の下を走る。

羽がびゅんびゅんいう下を走るのはなんか怖い。

この横たわっているもの。羽根の予備です。でけぇ。


輪島が近くなると峨山道の標識が増える。

 

第3チェックポイントから、輪島勤務時代の同僚などが大会スタッフで参加しており声をかけてもらえた。

これにすごく励まされた。ありがとう、ダブルK氏・S氏!!!


ダブルK氏と。

最後の登山パート。道祖神にお参り。

峨山のピークを踏む。

ピークが夕陽で見えない。

ピークを見守る係りの方に撮ってもらった。峨山ピーク。

今回のトレランは高い山には一つも登っていない。

最後に小さなピークを踏んだ。峨山城と書いてあった。

大会を影で支えてくれたS氏とゴール後に。

 

後半は前後して進む選手が7-8人くらいいて、何も言葉はかわさないけれどもお互い刺激になってゴールまでともに進んだ。

一人とは最後に先行させてもらうときに「がんばってください」と声をかけてもらった。

こちらも「あなたのおかげで勇気を持って走ることができました、ありがとうございました」と声をかけて行かせてもらった。

彼のゴールを待ってゴール前で強いハイタッチをした。

もう一人、赤いジャージの選手もずっと前後していた。たまたまゴール後に見つけたので声をかけてお互いの健闘を称え合ってがっしり握手をした。

それ以上は特に何も話していない。特に言葉はいらないだろう。一期一会。

 

終わってみれば12時間少々で完走。もう2時間ほどかかるかなと思っていたので意外だった。

水分は供給してもらえるところで必ず500ml補給。10kmに500ml位を消費してザック内の水は手をつけなかった。

第5エイドのみコカコーラとアクエリアスあり。

各エイドで塩の振る舞いはあったが使わず。

行動食は持っていったものの半分しか消費しなかった。ジェルは全て消費。

第5エイドのみ食料補充があり、俵おにぎり3個、小さいまんじゅう2個、鶏つくね串1本をいただいた。

およそ2200-2300kcalほどの補充だったか。

スマートウォッチの消費カロリー表示が5500kcalほどだったので2000kcalを体から出したとすれば1000ほど足りない。

が、動けなくなるような感じはなかった。

 

最初の方でコースミスで500mロス、コース一部変更で数百m距離が伸びたので78.3kmほど走った。

累積標高は2860mほどと記録された。

途中でGarmin instinctの電池が切れそうだったので、ヤマレコアプリでの記録に切り替えた。

ヤマレコアプリの記録は粗い。

合計距離: 63213 m
最高点の標高: 290 m
最低点の標高: 3 m
累積標高(上り): 3680 m
累積標高(下り): -3515 m
平均ペース: 7.73 km/h
総所要時間: 09:37:09
Download file: 20191006-1.gpx
合計距離: 15041 m
最高点の標高: 371 m
最低点の標高: 18 m
累積標高(上り): 527 m
累積標高(下り): -683 m
平均ペース: 6.41 km/h
総所要時間: 02:28:20
Download file: 20191006-2.gpx

 

総持寺前の広場では地元の方々による「ふるまい」でにぎやかだった。

鍋を食べ、鶏の唐揚げを食べ、たこ焼きを食べ、足を洗ってもらって足湯につかり、オロナミンCを飲んだ。

嬉しいおもてなしだった。

じんのびの湯に久しぶりに入りたかったが、夕食を食べると言い残してきたのですぐに着替えて帰途についた。

シャトルバスで羽咋まで戻る車中は爆睡。

 

最後に、

数多くの標識の設置・道の整備・誘導・チェックポイントの運営・門前での「ふるまい」の数々、

また沿道ですれ違う地元の方々の応援、

本当におもてなしをたくさん受けて応援されて完走することができました。

関わった全てのスタッフ、時間をともにしたランナーの皆さんに感謝したいと思います。

ありがとうございました。

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