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甲州アルプスオートルートチャレンジ

11月3日のトレランの詳細記録。

 

前日のブリーフィング。

予報では下界で20度まで上がるという。稜線の一番高い所でも7-8度ある。防寒対策は甘めにした。

どう見ても山岳パートが多いので、シューズはトラクション重視で。

水1L、パン系3個、キットカット4っ、ゼリー4.5個をフラスクに。

消費したのは水分で4Lほど。パン1、キットカット2、ゼリー全て。あとはエイド頼りの感じになった。

踏んだピークは恩若峯、源五郎岳、小金沢山、牛奥ノ雁ヶ原摺山、黒岳、茶臼岳、白谷ノ丸、大蔵高丸、ハマイバ、大谷ケ丸、コンドウ丸、竜門山、古部山、境沢ノ頭。

どんだけ…

山梨百山を3つ更新したらしい。

 

スタート直後に公園を登るのだが、ここでトップ集団以外はほぼ全員コースロスト。矢印がその他のショートコース用に書いてあったためか。

GPSを見てコース復帰。ここでかなりの人数を置いていった(あとでどんどん抜かされる)。しかしルートを無視して別の場所から突然現れる選手も多数。どうなってんのー。

ロードは淡々と。登山道に入ってからはポールを使って足の温存を図る。そのまま数多くのアップダウンをポールでこなして進んだ。

源次郎岳前後の笹原樹林がきれいだった。

ここでも富士山見える。

 

第1上日川峠エイド。スタートから20km近く距離があった。思ったより長かった。ちゃんとルートは見ておくように…

コースロストの影響で30分関門が伸びたらしい。

防水ジャケットのチェックあり。

ここまで1Lの水全て消費。丸々補給する。コーラがうまい。例のごとくジェルの残りにコーラを注ぐ。ばなな一つ食べた。

ポールは一旦片付けた。

天狗の通り道はゴーロ帯。トラクション必要な場所。腕を使って木や岩を掴んで登る。

笹原の稜線に出れば以後はアップダウンばかり。樹林帯は木の根や倒木も多く下り以外は飛ばせない。

ピークに出ると富士山が見える。

ここが一番キレイだったかな。

 

第2CP滝の沢エイド。関門まで45分しか無くなっている。やばい。キットカット一つ。コーヒーとコーラでカフェイン注入。

徐々に南に行くと標高も下がり富士山が見えなくなり、暗くなってしまうとただの修行。

 

第3CP自然学校。関門まで1時間15分。少し稼いだ。

第2-3区間は下り基調(といってもアップダウンは多いが)なので少し足が休まった。

ヘッドライトチェックあり。

温かけうどん2杯いただく。元気が出る。やっぱり醤油だし汁が山行中にはピッタリだ。

ここから先が地獄の登り返し。

小ピークを何個も超えていく。

少しクライミング要素のところもある。先行者がやたらとクライミングが遅いのに道を譲ってくれない。ある意味休憩になった。

ふかふかトレイルなので気持ちよく下れる。

 

第4CP。深沢峠エイド。

関門まで1時間半ほど。完走を確信する。

味噌汁最高。マスカット最高。20粒ほど食べた。自前の桔梗信玄餅パンとエイドのクリームパンをいただく。

食べすぎて少しお腹が驚いたようだ。気持ち悪くなる。

足が終わりつつあるのでポールを出した。

この判断は大正解で、激下りを安定してポールで下ることができた。

沢筋は慌てずゆっくり進み、登り返しはポールの力で足を休めた。

が、ここで分かったのは腕に力を使うので意外と息が上がるという事実。心臓はまだ保ちそうなので大丈夫だったが。腕を使うトレーニングも必要ということか。

稜線からの下りは長かった。半分くらいいったところで日没真っ暗。ヘッドライトを灯すがおっさんの目は十分に見えずペースがガタ落ちになる。若者に多数抜かれる。

 

第5CP。マロニエ山エイド。お腹は足りていたので水分の補給のみですぐにスタート。

まずはロードを2km弱下って、また登山道へ。恩若峯近くへの最後の登り返し。

涼しくて夜景が綺麗で癒やされたが、疲労はマックス。下りはポールの力を借りても膝があまり効かない状態。急坂の舗装路が足首と膝に響く。

転倒に注意してゆっくり走る。

 

第6CP。農園エイド。コーラ1カップ補給。ポールを片付ける。

残り4kmのロードランは走りきった。

14時間あまりでゴール。282人エントリー、234人出走、160人完走(完走率69%)。

自分は中位より少し下くらいでゴール。まぁこんなもんだろう。速くもないがぎりぎりでもない。

 

正直OSJ山中よりもきつかった。

GPSデータでは70.5km、+4800だった。舗装区間も山中より少ない。別の方の記録でもミドルクラストレランで最強ではないかとのこと。

100kmクラス、100マイルクラスのレースは果たしてどんな世界なのだろう。

 

ゴール後は振る舞いの豚汁を1杯。

車に戻ってぐったりだったが何とか片付けて、大菩薩の湯に行きスッキリした。

その後夕食に向かい定食を頼むが、信じられないことに気持ち悪さで半分も食べれなかった。

どんなに熱が出ていても吐き下しのときでも食べれる人なのだが。

夜中にお腹が空いても何も口にできない可能性があったので、飴玉を買った。

 

しかし翌朝には元気になって食欲復活。わかりやすい。

朝はPAのそば。かき揚げが旨い。

昼は高山清見IC近くの前から気になっていた豆腐料理屋で豆腐ステーキ。豆腐自体が美味しかったのでお土産に買って帰った。

太って帰っているのではなかろうか…

合計距離: 70109 m
最高点の標高: 2011 m
最低点の標高: 456 m
累積標高(上り): 7349 m
累積標高(下り): -7347 m
平均ペース: 6.41 km/h
総所要時間: 14:08:12
Download file: 20191103甲州アルプスオートルート.gpx

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