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大品山BC

山スキーを始めたきっかけは冬山を比較的安全に長距離移動できる道具としてスキーが最適だと思ったから。

そういう視点でヤマレコを見ていると当然地元の山スキーヤーが目に留まる。

Sanchan33さん、Nishidenさん、momochannさん(地元は京都だけど)などなど。

何とかお仲間に加えてもらっていろいろお付き合いさせてもらっているうちに、ひょんなタイミングでNishidenさんと2人で山行に行く機会を得た。

単に皆さんの日程が合わず立山も積雪過多で早期クローズとなったからだが。

非常に緊張した。足並が揃わないことでご迷惑をかけないだろうか、大きな失敗をやらかさないだろうか、そんなことを思いながら。

 

前日は富山で勉強会、その後近くのイタメシ屋で懇親会。深酒はしなかった。

近くのパーキングで車中泊。大分慣れてきて快適に寝れる。もっと快適に過ごすために窓をすべて塞ぐ製品を買おうと思う。

朝起きて駅のトイレで用を済ませて車で移動開始。

県道6号からは劔が見える。いい街だ。

さらに近づくと朝日がもうすぐ。

まずは集合場所の立山駅に。周りには山スキーヤーが大勢。

滑れるか滑れないか駅の発表を待っている。

Nishidenさんが到着。まずは立山の状況を見ましょうと。

確認すると美女平までは運行するとのこと。表層雪崩が頻発していて今シーズンはもうバスは運行しないとのこと。北陸からの立山はこれで終了だ。

予想通りの発表を確認して、気を取り直してあわすのスキー場へと向かった。

道路には少し雪。ゲレンデは見える範囲はすべて雪で覆われておりすぐにシール登行可能の模様。

駐車上すぐ上からスキーを履いてスタート。

ここですでにひとつ失敗。ビーコンを装着し忘れた。チェックも怠った。

ゲレンデはモナカで重い。交代でゲレンデ上まで登りあげた。

Nishidenさんが行く 息が切れてる様子はどこにもないのがすごい

こちらはすでに汗だく…ひぃひぃ。 先が思いやられる。

登山道に入ると比較的少ない雪でところどころ階段の渡し木が露出している。特に登行には支障はなかったが。

つづら折りを終えると導水管を越えてしばし平坦な登り。

程なく貯水池に到着。

ここで先行スノーシュ2人組に追いつく。また瀬戸蔵山から周回してきたというスノーシューの方とすれ違った。

スノーシュー二人組は先に出発。

補給をして我々も出発。出来る限り先行してみようと尾根に取り付く。

もうよじ登っていますね。スキー要りますか?って感じ。

枝をつかむ、モンキークライムする、木に背中を載せて足を上に引き上げるなどなど。

ありとあらゆる方法で体を上に持ち上げた。一番最初の部分だけスキーを外した。Nishidenさんはそのままスキーで登ってくる。

ううむ、負けていられない。

以後は意地でも外すまいと頑張った。

何とかそうこうしているうちに貯水池上の尾根登りあげて、比較的緩やかな斜面に到達した。同時に雪質もさらさらに近くなってきて気持ちが良い。

ずっと先行者と瀬戸蔵山からの周回のからのトレースがあったので楽をさせてもらった。

1229mピーク手前で先行者2人を追い抜き進む。時折斜度が大きい斜面では、周回者のトレースのままでは登れないので、別にジグを切って登るようにした。

最適なルートかどうかは心配であったが特にNishidenさんからはご指導なし。

結局大品山最高点を通過していた周回者のほぼルート通りに大品山最高点に到達。

最後はNishidenさんに先を歩いてもらった。

どこが最高点かわからないような平坦な山頂。

Nishidenさんが歩を止めたところが最高点ということだ。

お互いお疲れ様と声をかけてシールを片付けて補給モード。

疲れているわけではなくてLINEを確認するNishidenさん。

静かな森だった。雪はさらさらに近くおよそ4-50cmはあっただろう。

20分ほどのんびりしているうちにスノーシュー二人組も到着。

我々は出発。

下りは藪の少ないところを通ってどんどん滑って行く。

Nishidenさんは早い。小さなターンをして降りていく。

待ってくださいませ、いい写真が撮れません!!

細かいターンが出来ない自分は斜滑降が多くなりながらついていく。

楽しい斜面は1229mピークを少し過ぎたところまで。

徐々に藪が多くなり滑りも楽しくなくなる。

貯水池が見えてくるともう修行。

藪藪です。

Nishidenさん、がんがん行きます!

最後の尾根は横滑りが多くなり、とうとう我慢できずにシートラ宣言!?をして下ることに。

最初の休憩ポイントで再度スキーを履いてあとはボブスレーでゲレンデへ。

ボブスレー部分はただ乗っていればスピードが出やすいが、出過ぎると危ない。スピードのコントロール方法のコツが分かった。

途中一人山スキーヤーが登っていった。

そうこうしているうちにゲレンデまで到着。

記念撮影実施。

ここからはもう重い雪で滑りどころではない。

足を取られてコケること数度。

板の幅が足りないんですな、こういうところでは。技術も足りないんだけど。

うまく雪を繋いで車まで滑り込んで終了。

 

その後はすでに下山していたmierinさんとkazumi_hiさんと合流。

プモリでカレー会。

美味しく食した後にNishidenさんと風の森の温泉ですっきり。

マラソンの練習などについて教えてもらった。

自然体でお付き合いしてもらえるNishidenさんは懐が大きい。

知識があり理論的で技術があり体力がある。

尊敬してやまない。

 

合計距離: 7475 m
最高点の標高: 1423 m
最低点の標高: 608 m
累積標高(上り): 1395 m
累積標高(下り): -1391 m
平均ペース: 4.38 km/h
総所要時間: 04:16:16
Download file: _2017-11-26 122639.gpx

雪山装備一式。

板 G3

patagonia R1 hoody。暑すぎぐしょぐしょ。下はキャプ4タイツ(これも暑すぎ)にmont-bellウェア。

滑走時にNorronaハードシェル。

お茶500ml、水400ml、レモンティー300ml。汗かきすぎ、水使いすぎ。

パン1個、チョコ1袋、バターサンドクッキー1個。

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