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懲りずに猿ヶ山

木曜は年休消費のためにお休みをもらった。
規定の日数分年休を消化しないと事業所に罰則が来るからなのだが。
自分が休んだことで周囲にしわ寄せがこないように、影響が最小限になるように画策して休んだ。

ということで同じく休みを合わせてくれたroute581さんと山行に。
本当は四ッ岳に行くはずだった。しかし前日発表の緊急事態宣言に岐阜県が含まれてしまいどうにも気が進まない。
平湯に行っても会う人は581さんだけだろうし、感染する要素はない。
あえて言えば、もし何かあった時に、なぜ石川県人がこの事態の時に緊急事態宣言の発令された県でバリエーションの山スキーをしているの???って言われるだけだ。
まぁ5月頃の登山自粛と意味は変わらない。

581さんにも了解を得て、今回は岐阜県には入らない山行としてもらった。

現状の石川県の感染状況に関して、「感染者が少し増えたけどまだ石川は何ともないさ」、くらいに県民は思っていることだろう。
残念ながら現場の感覚はちょっと違う。
この年末年始の人の行き来は思っていた以上に激しかった。
予定入院で来院する方には入院前2週間ほどの行動歴を確認するのだが、アウトな事例ばかりだ。
例えば、大学進学で流行地に住んでいる孫が正月に帰ってきて祖父母も交えて家族団らん楽しく会食をしている。ついでに高校時代の友人と会う。飲みに行く。そしてまた家族と会食。
自分が感染しているかもしれなくて、祖父母に伝染るということを想定しないのだろうか?
この孫と会食した祖父母は、全く無症状でも不要不急の予定入院なら入院お断りの扱いになる。手術なら延期。
不要不急でも必要な治療なのではあるが、受けることはできない。
「仕事の都合をつけたのに…」と言われるが、前もって入院までの行動を制限するようにお達ししてあるので、申し訳ないが自業自得としか言えない。

気の毒な例としては、正月の挨拶に親戚の家に行ったら「ちょっと上がって行けよ」と言われて家に入ったら、都会の孫も帰ってきていて一緒に会食してしまったとか…
でもアウトです。感染したという意味ではなく、予定入院を許可できないという意味で。

どうしても入院せざる得ない急患の重篤な病態ならば、入院せざるを得ない。
その場合は、抗原検査で陰性でもPCR検査で陰性でもCTで肺炎が無くても、行動歴が怪しければ隔離扱いになる。
再検査すると後で陽性となる事例もあるのだ。

隔離された方はすごくショックを受けるようだ。そうだろうと思う。風邪症状のかけらも無いのに個室隔離にされるのだから。

かような訳で、医療逼迫しているわけでないが自ずと色々な制限が加わっている。
感染者のすり抜け入院が一人でも起こらないように保つには緊張感を伴う。

それを考えれば、岐阜だろうが大阪だろうが東京だろうが人と接触せずに山に登れるならば、感染対策という意味では何にも危険はない。
とそこまで分かっていても今回は二の足を踏んでしまった。

さて、行き先が限られるので色々と迷った。
最終的には安直だけれども猿ヶ山とした。
南西の尾根からは行ったことがあるが登り返しが少々生じる。
登り返しなく登って歩くことなく滑ってこれるコースとして漆谷集落から一つ北の尾根を行くこととした。

モナカ、下駄下駄…

下部は雨と日差しで影響を受けてモナカぐさぐさも多い。植林地なので歩きやすいのだが。
下部は下駄を作っては剥がしの繰り返し。
交互に下駄処理で休みつつ他方がトレースを伸ばして進む。

3本目の鉄塔を過ぎてからの1221までの斜面は風の通り道でまだマシ。
稜線に乗り上げてからは沈降パックされた雪がまだ生きていた。
平坦地はできるだけ登り返しが無いようにしつつルートを作って最後の急斜面にとりつく。

癒やしの森


ここは体力に余裕ありまくりの581さんがサクサクと進んでいってくれて、私はのんびり撮影係。

この山では初めての青空や展望を一瞬ではあるが見ることができた。

ピークの写真を取り忘れている。

滑走は最初の急斜面のみ快適パウダー。

平坦地はボブスレーし1221直下の斜面に入る。
朝はまだ滑れる斜面かと思っていたが、モナカ気味で足が取られる。
それでもお互いスーパーファットの板なので、回せた方か。

ちょっと決まっている瞬間を撮ってくれる581さんに感謝
動画はとても見せられない…

細尾根をすぎるとモナカグサグサ腐れ雪をなんとかこなして下降。駐車地に滑り込んだ。

このあと車横まで滑り込む。

ようやくまともな山スキーとなったかなと思う。
休日を合わせてくれた581さんに感謝。

合計距離: 7735 m
最高点の標高: 1447 m
最低点の標高: 344 m
累積標高(上り): 1176 m
累積標高(下り): -1180 m
平均ペース: 4.81 km/h
総所要時間: 04:25:00
Download file: _2021-01-14 094934.gpx

ザックはBD、クトーアイゼンあり。
上半身は今シーズン更新したファイントラックのドライレイヤーウォームにteton bros.のベースレイヤー、紺のハードシェル。
下半身は同じくドライレイヤーウォームにモンベルのジオラインLWタイツ、黄色のハードシェル。

ドライレイヤーの水処理は上々だった。この商品は劣化したらすぐに更新した方がよいな。消耗品だ。

冷たいレモンティー500ml、温かいコーヒー250ml、パン、ゼリー2を消費。

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