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籾糠山

3月14日は籾糠山に行ってきた。
この山の旬を考えるとやや時期外れではあるが、前日の降雪のおかげで十分に満喫できた。

ピーク直下

降雪直後の快晴は最高だ。

思ったよりも山行のボリュームは少なく感じた。ラッセルが少ないからだろう。
またどっさりラッセルのある時期に来たい。

さて、今回のコース取りについては以前からとても独創的だと思っていた。歩いてみてさらにその思いは強くなった。
籾糠山を中心に地図を眺めてみて、取り付ける場所はおよそ12箇所だろう。
時計回りで見ていくと、

①360号線河合から入って天生峠経由
②金山谷から谷もしくは尾根経由
③河合町天生から1180の尾根経由
④下小鳥ダム下から月ヶ瀬谷などを経由する
⑤飛騨河合PA北の林道経由
⑥栗ケ谷川沿いから横谷右岸尾根
⑦御前岳から尾根経由
⑧前御前岳(1721)経由、もしくはその近くの林道
⑨猿ヶ馬場の尾根経由
⑩今回のコース
⑪360号線1055からの谷筋
⑫360号線宮谷から入って天生峠経由

2−4はmacoさんが通っている。6−7は以前に通った。
北陸の人間にとって取り付きへのアクセスは10の宮谷が最も楽。
河合側に入りやすい人間にとっては河合町天生から1−4のコースがアクセスは比較的容易。
絶対的に山行自体が楽ちんなのは6だろう。栗ケ谷川沿いに車で入るのが遠くて大変なのだが。

さて、今回のコース。普通雪崩の怖いパウダーシーズンに谷を登行するなんておよそ考えつかないが、歩いてみてここに限ってはほぼ安全だろうと実感した。
斜度、周囲の傾斜の具合などは雪崩れる恐れはまずない。

少し注意が必要と思った点。

1400mから下降する谷の右岸の末端には雪庇が形成されていたので、崩落はあるかもしれない。
そことて谷の合流から左折するので、自然と左岸よりにコース取りするから右岸に寄ることはないだろう。

黒丸部分に落ちていない雪庇が形成されていた。1400の直下(もう少し上)かもしれない。

1552m付近は少し谷が深くて右岸に小さな雪庇を形成していた。尾根側に登れば何も問題ない。いつでも上に上がれる。先行者はそうしていた。
あえて谷芯を歩くようにしてみたが、このあたりだけ少し右岸の上を歩いた。滑走は谷芯をまっすぐ滑走。

黒で示した辺りのほうが安心して歩けるかもしれない。

まぁ重箱の角をつついているような話で些末なこと。とにかくこのコース取りには感服する他ない。オリジナリティの極みだと思う。
毎年歩きたいコースの一つに加えられた。

いつかこんな必然に満ちた美しい線を自分も引けるようになるだろうか?
明確な目的地と必然を逆算すれば…いつかは…

合計距離: 13057 m
最高点の標高: 1742 m
最低点の標高: 595 m
累積標高(上り): 1547 m
累積標高(下り): -1548 m
平均ペース: 5.99 km/h
総所要時間: 07:13:02
Download file: 20210314籾糠山.gpx

お茶500ml、味噌汁(温かい味噌汁を持っていった、最高!)300ml
パン1、ゼリー1、ソーセージ1
着衣は最近全く同じ。手袋はまたテムレスすら使わなかった。軍手とペラペラ防水アウターのみ。

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