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第4波

大阪で第4波が猛威を奮っている。かの地で民間の中病院の院長をしている高校の同級生によれば、民間だろうがお構いなく新型コロナウイルス感染症(以下covid-19)のベッドを用意せよと通達が来て、受け入れることとなったようだ。
変異株では重症化する症例が多く、先に重症ベッドが埋まり、ついで中等症を扱う病院で無理やり重症者を治療することになり、当然軽症から中等症に悪化した症例の受け入れも悪くなり、軽症者があぶれる。
典型的な医療崩壊パターンになっているらしい。
ただ、これまでcovid-19に関わってこなかった民間の余力があるので真の崩壊でもないのだろうが。
医療関係の情報サイトでは、「呼吸器専門でなくても、ある一定のトレーニングでcovid-19診療は可能」なんて文言が出てくる辺りからもなんとなく状況はうかがい知れよう。専門家以外も借り出されている。

さて、自分の住む石川県。
なんとなく県民は分かっているとは思うが、石川県においてはこれまでのコロナ禍で今が最悪である。というか毎日最悪を更新し続けている。
30人前後の新規感染者が続くので、だんだんベッドの余裕がなくなりつつある。幸いなのは重症ベッドにまだなんとか余裕があることか。

第4波になって違うことは、まず感染経路不明者が多い。というかおそらく変異株の感染力が強くて、これまででは感染しないような場面でも感染が広がっている印象である。
また、CTでの肺炎像がこれまでないくらい若年者にも多い。若年者に重症者があらわれるのも頷ける。

さて、自分はというと、ベッド数の制限上本来の専門科の活動が制限される事態に陥っている。そうなると「余力」とされるわけで、病院内での立場上covid-19診療にさらに深く関わることになっている。
本来の科の仕事はボスと若いのでやってくれってことだ。
中間管理職の悲哀⁉

幸い、休みが取れないとか夜も帰れないなんてことでは無いので、可能な限り制限内でのプライベートは維持しようと思う。

ちなみに毎日最悪を更新し続けているが、このGWも感染の状況はお構いなしに観光客は大勢訪れているらしいので、この毎日最悪更新のピークは言うまでもなくGW終了から2週後だろう。
5月いっぱいがとりあえず第4波の勝負になる。
その後はワクチン接種の普及が早いか感染の拡大が早いかに依存する。
かくいう自分もまだ2回めの接種を受けていないのだが…

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