最近扇沢づいているが、それもこれも北アルプスの稜線の足跡を日本海からつなげるため。
踏んでいないのは五竜-鹿島槍、爺ヶ岳-針ノ木岳、蓮華岳-七倉岳(船窪小屋)、野口五郎岳-水晶岳、水晶小屋から南のほとんど。
まだまだ沢山ある。そもそも新穂高から左俣方面に入ったことがないし。
日付
2021年9月24日
メンバー
ソロ
天候
山行当日の天気図
実際の天候は晴れ。
当初は夜に少し、翌日昼に少しの雨の予報が、行動中に夜から降り始めて翌日はほとんど雨という予報に変わった。
アクセス
車で七倉山荘駐車場まで入り駐車、車中泊。
装備
- ベースレイヤー Rab pulse hoody
- ミドルレイヤー Norrona merino混紡薄フリース
- ウィンドシェル Karrimor
- アウター mont-bell トレントフライヤー
- パンツ mont-bellタイツにteton bros. ランパンツ
- 帽子 アークテリクス
- 靴下 point6
- 手袋 ワークマンflick touch glove
- ザック Exped BlackIce 30L
- ブーツ Hoka oneone speedgoat4
- その他 ツェルト泊装備、沢サンダル
エネルギー
水分2000ml、CCレモン
パン2、おにぎり2、ゼリー1、アルファ米での牛丼1
地図・標高
最高点の標高: 2795 m
最低点の標高: 1058 m
累積標高(上り): 2715 m
累積標高(下り): -2351 m
平均ペース: 2.32 km/h
総所要時間: 11:00:59
コースタイム
七倉登山口 02:52 – 03:42 唐沢ノゾキ 03:43 – 04:09 岩小屋 04:11 – 04:46 鼻突八丁(八合目) 05:01 – 05:30 天狗の庭 05:38 – 06:11 船窪小屋 06:20 – 06:28 七倉岳 06:29 – 07:48 北葛岳 08:00 – 09:57 蓮華岳 10:36 針ノ木小屋 11:38 – 13:04 大沢小屋 13:52 扇沢駅
コース状況
七倉登山口 – 船窪小屋 : 木の根が多い急登。
船窪小屋 – 北葛岳 : 200m落として250m登る。
北葛岳 – 蓮華岳 : 280m落として530m登る。登りの最初は岩場だが、傾斜は強くなく三点支持を心がければ容易。ただし瓦礫が沢山あり落ちてきそう(落としそう)。
蓮華岳 – 針ノ木小屋 : 特に問題なし。
針ノ木小屋 – 扇沢 : 雪渓は残っているが乗らない。夏道通し。
ギャラリー
記録
当初の日曜の天候はまだましな予報だったし、月曜も夏休みなので時間的にはとても余裕がある。2泊まで可能。
宿泊場所も奥黒部ヒュッテ・湯俣温泉晴嵐荘・烏帽子小屋と風の影響の少ないところを想定していたので、ツェルト泊やせ我慢装備にした。渡渉は必ずあるので沢サンダル(アクアグリッパー)を持参。
針ノ木谷の下調べはゼロ、ここがまずい。
前夜19時に仕事終了。帰って夕食を食べて準備して20時出発。
七倉山荘24時過ぎ着。即、車中泊。
2時過ぎ起床。準備して出る。OMMの15L+3Lに外付け多数(マット・サンダル・チェストポッド)で準備していたのだが、どうもパッキングがしっくりこない。凸凹しすぎてどうにも動きにくい。Exped BlackIce 30Lに詰め直してマット・サンダルは外付けにして再スタート。2泊3日宿泊装備で30LはかなりUL。
先日の下りで使った七倉尾根なので、暗くても感じは分かる。
とてもひんやりと涼しくて体は軽いし荷物も軽い。先日の下りで3時間15分だったのが、登りでも3時間30分だった。軽さは正義だなとつくづく思う。
7合目くらいで空はピンクになり8合目すぎで日の出。紅葉が赤さを増して美しい。
小屋ではテン場から上がってきた女性とすれ違った。
お話すると、烏帽子小屋での「新穂高から1日で烏帽子に来て、翌日にスゴ乗越まで行くという猛者」の話になった。ん? 先週の烏帽子小屋にそんな人が居たような…
この方はあの日からぐるぐるとテントで歩いているのかーと悟った。Mさんが登りで一緒になったと話していた方のような気がする。
七倉岳から蓮華岳を踏んだあとに針ノ木谷に下降するつもりで…という話をしていたら、少し難色を示していた。
あ、そういや下調べゼロだがどうなんだろ。
別れてから少し情報を調べると、ちょっと渡渉がある程度ではないようだ。沢装備に近いほうがよいらしい。
サンダルは持ってきたが着替えなし。さすがにちょっと装備が甘いか…
悩んだがとりあえず針ノ木小屋までは行こうと決めて進んだ。今歩かないと絶対に七倉岳と蓮華岳の間が残ってしまうだろうから。
道は一般登山道としては岩場は多いが、別に困るほどではない。
それよりもアップダウンに閉口。ピークはすぐそこに見えるのに鞍部が見えない。
こつこつと進んで蓮華岳にたどり着いた。
ここで引き返してもいい。船窪乗越から針ノ木谷に降りると少し楽に進めるかもしれない。
途中に避難小屋もあるし、明日は停滞してもいいではないか。
などなど逡巡したあげく、一旦針ノ木小屋に降りた。
ここのテン場は快適だろう。予約もいらない。しかし予報が悪くなった。この日の夜からずっと雨。3-4℃近くまで下がる。明日もずっと雨らしい。雨の沢下りなんて…
今回はやめることにして扇沢に降りた。進むには情報も装備も準備不足だ。甘い。
扇沢に降りたもののさてどうするか…
思い出したくもない手段で車を回収し帰宅した。
日曜は雑用をこなし、月曜の休みはまた別の山行に向かおう。