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道宗道

独り道宗道。

日付

2022年6月12日日曜日

メンバー

ソロ

天候

山行当日の天気図
実際の天候は11時頃まで霧雨舞う深いガスの中、その後徐々に晴れてくる。

アクセス

MTBをたいらスキー場にデポ。道の駅井波に車を駐車しスタート。

ウェア

  • ベースレイヤー : Rab pulse hoody
  • ミドルレイヤー : Rab alpha flash jacket 使用せず
  • ウィンドシェル : Karrimor wind shell pull over
    赤祖父山まで霧雨を凌いだ
  • パンツ : teton bros. ELV1000
  • アウター : mont-bellトレントフライヤー上下
    寒くなって赤祖父で上半身着用、高落場山で脱いだ
  • 帽子 : mont-bellメッシュクラッシャーキャップ
  • 靴下 : injinji厚手メリノ
  • 手袋 : ワークマン薄手軍手 × 2
  • 靴 : HokaOneOne challenger ATR 6 GTX

装備

  • Backpack : Black Diamond distance 15
  • ストック : Black Diamond w’s distance Z 110
  • エマージェンシー・非常食

地図・標高

合計距離: 68284 m
最高点の標高: 1142 m
最低点の標高: 115 m
累積標高(上り): 3922 m
累積標高(下り): -3922 m
平均ペース: 11.40 km/h
総所要時間: 12:47:37
Download file: 20220612道宗道.gpx

EK度数

(距離km + 登り累積標高差m ÷ 100 + 下り累積標高差m ÷ 200) = 82
(MTB部分を除いて)

コースタイム

道の駅 井波 05:31 – 06:46 八乙女山 06:47 – 07:08 栃原峠 – 07:35 910m ピーク – 07:38 大寺山 07:43 – 08:05 扇山 08:06 – 08:15 赤祖父山 08:28 – 08:54 新山峠 – 09:11 大尾峠 09:12 – 09:22 杉山 – 09:27 杉尾峠 – 09:33 明神峠 – 09:51 高清水山 09:52 – 10:26 草沼山 10:27 – 10:39 兜ブナ – 10:47 三差路(草沼山・高落場山分岐) 10:48 – 10:51 高落場山 11:01 – 11:08 南砺市のへそ 11:09 – 11:17 朴峠 11:18 – 11:31 高落場山登山口 11:33 – 11:48 宮谷尾根登山口 – 12:27 宮谷の頭 – 12:40 獅子越分岐 12:41 – 12:56 小倉山 12:58 – 14:07 岩瀬家 – 14:12 行徳寺 – 14:52 越中五箇山菅沼集落 14:57 – 16:15 越中五箇山相倉集落 16:17 – 16:55 梨谷 16:56 – 17:03 たいらスキー場駐車場 17:10 – 17:11 梨谷 – 17:15 南砺市のへそ – 17:20 五箇山トンネル入口(城端側) – 18:07 瑞泉寺 18:14 – 18:18 道の駅 井波

コース状況

赤祖父水郷管理地まで草刈り完了。トレース良好。
以後は笹がかぶってくるところもあるが、整備は良好で困るところはない。ありがとうございます。

消費フード

  • オレンジジュース900ml
  • お茶750ml
  • 普通のゼリー3、トレイル用ゼリー4
  • 高カロリークッキー3
  • パン2
  • 菅沼集落でコーラ、スポドリ補充
  • 上平でソフトクリーム
  • 瑞泉寺で甘いジュース350ml

ギャラリー

記録

道宗道については調べればいろいろ出てくる。「道宗道の会」が2009年に登山道として整備して下さったとのこと。
その後トレイルランも開催されるようになり、踏まれた道は立派なトレイルになっていた。
今日も草刈りしたてだったが、きっと会の方のお仕事だろう。とても感謝。

帰りに自転車を用いることを考えると行徳寺→瑞泉寺よりは逆向きの方が都合がいい。156号線でずっと帰ってくるのもいいが、少し遠回りな印象と道が狭くて怖いのではないかと心配になった。
そこでたいらスキー場にMTBをデポして、行徳寺からたいらまでは何とか歩くことにした。
徒歩のコースは登山道を引き返してもいいし156号線→304号線でもいい。

朝3時半にたいらスキー場に到着。霧雨の中MTBをデポした。
車で304号線を下って井波入り。 道の駅に停める。
霧雨小雨… 少しふて寝する。5時に起きて準備開始。天気予報が正しいなら9時頃には晴れてくるはずだ。

5時半出発。道の駅の横を真っ直ぐ登ると閑乗寺公園。確か正式な登山口は城端寄りだったような…
地図で確認してそちらに向かう。林道を1kmほど歩くと見つかった。やっと登山口から登山開始。

八乙女手前の林道下で熊に唸られる。こんな里近くで遭遇するのか⁈
この後小原山近くまで熊の気配を感じることは無かった。居そうな場所だらけなのだが。

八乙女・大寺と進む。登山道としてしっかりトレイルはあるが、すぐ近くをこんなにも林道が走っているとは…
少々興醒めするがこの標高だと当たり前か。

扇山以降は林道から離れるし草刈りも途絶える。やっと山道らしくなってきた。
しかしトレイルはしっかりしている。むしろ幅広くなって高速道路のようなところもある。
素晴らしい。

サクサク進んで高清水まで着く。一旦林道に降りて「どうしゅうさまのかよいみち」の石碑。初めて他の登山客に会う。少し林道をジョグして高落場の登山口に入る。三角点を踏んで変なブナを眺めて、そのうちピークに到着。前来たのは冬だったので景色が全く違って新鮮。

ピークではもう雲も霧雨もなく日差しが暑い。雨具を脱いでゆっくり補給した。
一人登山客と会う。

しっかり休んで先に進む。しばらく降りだけだと思うと気が楽になる。
走れるところは走っていく。へそを超え朴峠を超え旧道を進むと石畳の古い登山道を降り橋に着地。見上げればたいらスキー場。

デポされているMTBを確認。当たり前だが、まだ進む気持ちにブレなし。ただ時間が押している。このまま進むと13時30分から14時くらいの到着になりそう。帰りの時間が心配になってきた。

林道を進み登る尾根を探す。地図を確認すると手前に鹿熊峠に向かう道が案内されていた。しかし藪だらけでとても歩けそうにない。帰りにここを超える案も考えていたがダメだな。

宮谷尾根に入る。急登だがすぐに上の林道に出る。林道をしばし歩くとまた登山道に案内されて登ると宮谷の頭。ここからは細かいアップダウンの連続。涼しいのでそう辛くもなくサクサク進む。

分岐の見つからない分岐を過ぎ小原山に到着。もう登りはない。さぁ下ろう。
しかしものすごい急な下りだ。滑落しそうなので慎重にいく。この斜面は登りでしか使いたくない。登りとてかなりの急登で大変だろうが。標高差も700mほどはある。まあまあ苦行。帰りにここを通ってたいらスキー場に戻る案は却下かな…

そして舗装路に着地。菅沼集落の橋を渡った山手。川沿いを上流に進む。意外と長い。何とか飽きないように周囲を観察しつつ進んだ。写真参照。

そして見慣れた橋に出て少し進むとブナオ峠への林道ゲート。今は開かずの門だ。登山客っぽい車が何台か停まっている。三百名山制覇のためには行くしかないのだろう。

少し歩くと岩瀬家・行徳寺が見えてきた。ゴール! 長かった。

補給をしたい。飲食店もあるし食料品店もある。自販機はない。
何か口に入れようか…と思った。あ、マスク忘れた… 基本的なミスだ。
店に入るのははばかられるなぁ…

補給は諦めて寺を写真に収めて帰路に着いた。

ここで誤算だったのはあまり地図を見ないでMTBデポを決めたこと。たいらまでこんなに距離があるとは思っていなかった。
登山道なら10km +800。国道なら18km +300。
これに気付いたのは行徳寺に着いてから。たどり着いたはいいが、さてどう帰ろうか…

前者は小原山への急登700mが堪える。しかし距離は短い。後者は長すぎないか…
少し地図をにらめっこしていたら、相倉集落を抜ければ304号線の登り返しパートも少なくなり気分的に楽だ。
以前に集落奥のキャンプ場は下見したことがあったので何となく土地勘もある。
とりあえず歩き始める。

下り基調ではあるのだがあまり走る気になれない。それでも少しジョグして進んだ。まずは来た道を戻って登山口へ。橋を渡り菅沼集落に入る。裏から見ると見えてはいけないものが見える。土の中にうまく隠した住民用駐車場とか防災設備とか。表に行けば観光地だ。

マスクをしてないので人を避けつつ自販機でコーラを補給し行動用ペットボトルを1本補充した。

国道を進む。くろば温泉(入浴に心惹かれる)を過ぎる。ジビエ料理屋(ラーメンに心惹かれる)を過ぎる。
煩悩の塊が進む。道宗様とは大違いだろう。
歩行者専用橋を渡るときにボタンを押すと民謡が流れてほのぼのする。こういうのは歩かないと見つからない。
また進む。豆腐屋で心惹かれる。民宿もたくさんあるし泊まってみたい。

そのうち白山宮にたどり着いた。大滝や人形の登山口にあたる田向集落の川向こう、五箇山山荘の向かい側。
人形山登山道途中にある鳥居の本宮である。云われは知っていたが寄ったことは無かった。今日こそ寄ろう。

賽銭を投げお参り。夫婦円満のお守りを買っていく。
買ったはいいもののこれを渡す時に嫁にキモいと言われないだろうかとビビりながら歩く。そもそもそんなもの買うよりも皿の一枚でも洗った方がいいのだろう。

そんなことを考えて歩き始めると豆乳ソフトが目に入る。地酒のお店。豆腐も売っている。
スルスルと吸い込まれてソフトをいただく。うまし。元気が出た。

上梨トンネルには入らず右の旧道に向かう。ここから相倉集落の裏に出ることができる。ここから再び登りになるが、もうゴールのたいらは近い。
集落が近くなると茅の保管場所があった。なるほど、こういう設備も必要なんだ。横では茅の栽培もしていた。
キャンプ場は閑散としていた、と思ったら一人キャンプをしていた。今はやり⁈のソロキャンってやつか。羨ましい。

過ぎると程なく集落に入る。裏側は普通の暮らしが垣間見える住宅。しかし全て茅葺き。表側に行くほどに観光地化されている。

ふと神社を見ると皇太子歌碑とある。今上天皇の歌碑ということ。ちらりと見に行く。ついでなので賽銭も投げておく。寺に行ったり神社に行ったり忙しい。浮気症に神様仏様も呆れることだろう。

集落の入り口にあたるところには観光売店があり、うどんやらそばやらの表示がある。食べたいがさすがにここは我慢して歩く。

観光客に奇異の目で見られつつ304号線に出る。来栖の集落の中を抜けてショートカットし、また304号に出て人形山展望のトイレパーキングを超えてトンネルに入る。

このあたりは車のスピードが速いのでとっても怖い。びびって歩く。トンネルを超えるとたいらへの分岐・梨谷が見えてくる。
長かった。15kmを3時間弱で進んだ。あまり走ってないな。

もうひと登りしてスキー場前に行き、デポしたMTBを確認。無事だ。
防寒対策をしてMTBにまたがる。橋を渡りトンネルに入る。ここが最も怖かった。すごいスピードで車が横を走っていく。

トンネルを出ても恐怖。城端へ気持ちよく落ちていくのだが、さらにすごいスピードで横を車が走っていく。こちらは時速4−50km出ているがあちらは60−70だ。あぁ怖かった。

城端に落ちると後はぶらぶらキコキコ。右に山を見ながら適当に曲がって進めばつく。
傾いた日差しの中、緑や金色(小麦⁈)に輝く田畑を眺めて田園風景を楽しんだ。いい田舎だ。

そのうち街になる。瑞泉寺の門前町側から入ってみたが風情がある。そういうふうに演出もされている。

門前にMTBを停めて山門に入るが、もう6時を過ぎて閉まっていた。自販機でドリンクを飲みながら感慨に耽った。あぁ長かったが帰りの観光⁉も含めて楽しかった。やってよかった道宗道。

MTBにまたがり街を抜けて道の駅へ。すでに営業は終わり閑散としていた。

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