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白馬乗鞍沢

蓮華温泉起点で登りあげれば白馬大池というアクセス最高の初級の沢、白馬乗鞍沢へ。

日付

2022年9月4日日曜日

メンバー

高岡カラコルムクラブ(Kさん、Hiroさん、Mさん、私)

天候

山行当日の天気図
実際の天候は晴れのち曇り

天候は読めず、数日前からヤマテンのみ好天予想。
前日蓮華温泉入りしていたKさん、Mさんによれば夕方はずっと雨だったそう。
当日朝現地確認で水量を確認し入渓した。

アクセス

車で登山口まで。駐車場はあれこれ。

ウェア

  • ベースレイヤー mont-bell アクアボディロングスリーブシャツ・タイツ
  • シャツ モンチュラ
  • パンツ 山と道5 pocket shorts
  • ミドルレイヤー mont-bell ULサーマラップパーカ
  • アウター mont-bellトレントフライヤージャケット、ストームクルーザーパンツ
  • 帽子 mont-bellジオラインクールメッシュキャップ
  • 靴下 injinjiメリノ最薄手ソックスにmont-bell ライトクリマプレンソックス
  • 手袋 mont-bell沢用手袋

装備

  • Backpack exped BlackIce 30L + mesh pocket外付け
  • 湯沸かしセット 固形燃料
  • ダブルロープ30m・下降器・引き上げ用ガチャ・カラビナ・アルパインヌンチャク3
  • ヘルメット Petzl シロッコ
  • ツェルト
  • 針金・結束帯・ダクトテープ・簡易シーネ・テーピング
  • 非常食
  • バッテリー・ケーブル各種・ラジオ
  • ヘッドランプ(Petzl swift RLバッテリー×2、bindi)

地図・標高

合計距離: 9041 m
最高点の標高: 2416 m
最低点の標高: 1442 m
累積標高(上り): 1309 m
累積標高(下り): -1314 m
平均ペース: 1.79 km/h
総所要時間: 09:25:57
Download file: 20220904乗鞍沢.gpx

EK度数

(距離km + 登り累積標高差m ÷ 100 + 下り累積標高差m ÷ 200) = 24

コースタイム

蓮華温泉駐車場 07:13 – 09:54 下部連瀑地点 − 10:26 1720m二股を左に − 10:36 1760m二股を右に – 11:20 1895m二股を右に – 11:41 2000m2段の滝 – 12:40 2250m岩峰右に – 13:04 鞍部 – 13:50 登山道合流 − 14:00 白馬大池山荘 14:39 – 15:23 天狗ノ庭 15:32 – 16:35 蓮華温泉

コース状況

入渓地点 : 蓮華温泉最寄りの橋の右岸から。橋から空中懸垂なら20m2本。橋横はクライムダウンでテラスに降りられるがその下は懸垂必須。上流にトラバースして降りてくる踏み跡もようなものも見えたが…
1655m連瀑 : 真夏で全身シャワー希望なら水線からまっすぐ行けるようである。右岸をヘツリ、すぐ上の段で中央に逃げて左岸をヘツリつつ上がるのが普通か。自分は中央の滑る岩をなんとかよじ登りその後左岸を水に浸からずトラバースして、上で右岸に。ここで簡易的に支点を作ってロープを出した。
分岐 : 左−右−右。水量は変わらず迷う。標高と地図で確認した。
1800−1900m : 右岸が崩壊地。雨の跡は注意が必要かもしれない。最近崩れたような跡はなかった。
2000m二段の滝 : 一段目は水線のすぐ右に階段状に石が並んでいるが一つ一つが大きい。時間をかければ登れるとは思うが(そういう記録もある)、今日は検討にも上がらなかった。過去のトレースは右岸高巻きだったが、見た目的に岩壁で難しそう。むしろ草付きの左岸の方が巻きやすそうであった。崩れそうなガレ砂を草を掴んで進む。ロープを使うほどではない。
上の段は水平なスラブの階段だったので容易に登れる。が、ぬめってよく滑る。

その後はかなり細く暗くヤブの多いところを抜けると岩稜ゴーロになり徐々に高原の雰囲気。正面の壁を見つつ右に折れると鞍部が見えてくる。

ハイマツ突破 : google mapの衛星写真を見ると一番ハイマツの幅が狭いのは、岩稜を最後まで詰めたあと「左折」すること。まっすぐいくと登山道までずっとハイマツ漕ぎになる。
左折しても2−30mのハイマツ漕ぎが苦しい。猿になったつもりで木の枝から次の木の枝に乗り移り進むしかない。時折枝の下をくぐっていくと幸せなこともある。

消費フード

  • オレンジジュース800ml
  • 小カップ麺
  • ゼリー2
  • 高カロリークッキー1
  • ソーセージ1本
  • 羊羹1

ギャラリー

記録

今年は定番の沢に行く機会ができて嬉しい。ワイルドな山登りは子供の頃の沢遊びを思い出す。

もともと金沢でも山沿いの育ち。子供の頃の遊びと言えば山に入ってたけのこ林を駆け回ったり林道沿いの変な洞窟探検したり。木登りが好物で神社の屋根より高い木に登っていた。一緒に登っていた幼馴染の女の子はその後トランポリンの名選手になっていたが、するするするーっと登っていたな。
「地面に足を付いてはいけない鬼ごっこ」(ジャングルジムや雲梯などを使って逃げ回る)はブームだった。
父が渓流釣りが好きだったこともあり車でアクセスできるくらいの沢にはよく遊びに行っていた。自分は糸を垂らすのが苦手(じっとしていられない)で、もっぱら焚き火での飯盒飯とサバフレーク缶詰が目当てだった感じ。沢で素足でチャプチャプしたり淵で泳いだりするのはとても楽しかった。

大人になっても何にも変わっていない。沢でチャプチャプしたりジャボンするのは単純に楽しい。
岩攀じりしていると自分は四足歩行動物なんではないかと思うような気もする。まぁ子供のときから猿系のあだ名が多かったな、確かに。

とはいえ大人の遊びなのでもう少しシステマティックにテクニカルになりたいところ。道具をうまく使うことをもっとしっかり覚えたい。
本やビデオ(主にyoutubeだが)で見聞きして、自宅のロフトから吊るしたロープで遊んでいても現場は違うだろう… もっと実践的に…

赤木沢は何一つ難しいところがなく、ロープもいらず、そういう意味ではあまり成長はなかった(景観は最高です!)。

今日の沢ではパーティの安全のためにいろいろと道具を用いた。懸垂にはじまり、お助けヒモ的なもの、ロープでの確保などなど。
うまくいったこともあれば、全く知識が実践できないこともあれば、それはいろいろ。
次の糧にしたい。

今日のコースは距離もロケーションもアクセスも手頃、それぞれの技量に応じて初級者も楽しめる楽しい沢だった。次があるなら、盛夏に水線通しで水浸しになって通過してみたいなと思う。

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