→ShingolB←

東赤石山-西赤石山-別子銅山跡南面

四国遠征その3。二百名山の東を踏むついでに少し観光的な感じで。

日付

2022年11月27日日曜日

メンバー

ソロ

天候

山行当日の天気図
実際の天候は晴れのち曇り時々雨

アクセス

マイントピア別子からトンネルを抜けて日浦登山口にMTBデポ。
筏津登山口対岸の駐車場利用。

ウェア

  • ベースレイヤー Mountain equipment glace hooded top
  • ミドルレイヤー Rab alpha flash jacket
  • ウィンドシェル Karrimor wind shell pull over
  • アウター Arc’teryx alpha SL anorak Hadron
  • パンツ Axesquin タドルタドル
  • 帽子 mont-bellメッシュクラッシャーキャップ
  • 靴下 無名メリノ中厚手
  • 手袋 ワークマン薄手軍手

装備

  • Backpack exped BlackIce 30L
  • ストック Black Diamond distance carbon FLZ
  • 湯沸かしセット
  • 6mm細引き20m・引き上げ用ガチャ
  • ツェルト・針金・結束帯・ダクトテープ・簡易シーネ・テーピング
  • 非常食
  • バッテリー・ケーブル各種・ラジオ
  • ヘッドランプ(Petzl swift RLバッテリー×2、bindi)

地図・標高

合計距離: 19343 m
最高点の標高: 1700 m
最低点の標高: 650 m
累積標高(上り): 2266 m
累積標高(下り): -2262 m
平均ペース: 6.56 km/h
総所要時間: 08:00:48
Download file: 20221127東赤石山-西赤石山-別子銅山南面.gpx

EK度数

(距離km + 登り累積標高差m ÷ 100 + 下り累積標高差m ÷ 200) = 34

MTBで5km、登り50m、下り220m

コースタイム

筏津登山口 05:54 – 06:33 瀬場谷分岐 06:36 – 08:32 東赤石山 08:37 – 08:58 八巻山 09:03 – 09:34 石室越 09:44 – 09:56 前赤石山 09:57 – 10:17 物住頭 10:18 – 10:53 西赤石山 11:00 – 11:54 銅山越 12:00 – 12:06 別子銅山発祥の地 12:14 – 12:47 ダイヤモンド水 12:54 – 13:27 日浦登山口 13:28 – 13:44 筏津登山口 – 13:45 駐車場

コース状況

筏津-稜線:整備良好。第2渡渉点以後は少し道がわかりにくいところもあるが、ある意味どこでも歩ける。
東赤石山-石室越:岩場の稜線歩き。ピンクテープはあるがまばら。踏み跡を探して歩けば迷わない。
銅山越:日浦登山口:過去の産業用の道・生活道でもあったためか歩きやすい。

消費フード

  • オレンジジュース1000ml
  • ゼリー1
  • パン1

ギャラリー

記録

前日、マイントピア別子まで移動して車中泊。入浴客?の車で一杯だったが、4時に起きると全く消えていた。

適当にパンをかじりつつ移動開始。
東平登山口に至る林道は、崩壊閉鎖中だった。
今日はMTBを使って周回予定。
自転車デポ地点は、笠ヶ峰まで気合で周回する(30kmほど)ならトンネル出口になる。笠ヶ峰を省略しても降りてこられる。別子銅山跡を観光しつつ下山するなら日浦登山口にデポ。
ちょっと悩んだフリをして後者を選択した。明日の長距離周回に恐れをなしたのだが。

日浦登山口にはすでに自転車1台デポされていた。同じ考えかー。

筏津登山口では3人が準備中。
途中で抜いた。
旧赤石山荘にはよらずに稜線に出た。稜線に出るまではポカポカ陽気で、今日はサイコーと思っていたが、稜線に出るなり霧雨爆風。そんな予報ではなかったような…
慌てて装備変更しピークへ向かう。ガスの中でのピークハントになった。

記録を書いていて気づいたが、ヤマレコでは正式な東赤石山を踏んでいないようだ。三角点がもう50m先にあるらしい。
しかし標柱も表記もあったぜ… 正しいピークはどっちなんだ…

ピーク(と自分が思っているところ)付近で二人とスライド。
このあと稜線を進む。山と高原地図では普通の登山路になっている。
しかし岩場歩きでマークが少ない。意外とルーファイが必要であった。何度かロストしつつ進んでいくが、本来の登山っぽくていい。高度感は全く違うが、ジャン-西穂間を思いだした。
石室越まで出ると、今のコースは”悪路”と表記されていた。なるほど。

西赤石山に着くと大勢の登山者あり。晴れてきた。風は強いが気持ち良い。
写真を撮ったら進む。
銅山越に来た。時間は十分あるが、笠ヶ峰までピストンしたら日が暮れるだろう。さすがに明日のことを考えるとやりすぎだ。潔く銅山跡を見学しつつ下山へ。

新居浜という工業地帯を支えた銅資源。歴史の勉強になった。
驚いたのは、明治時代に坑道で新居浜側と別子側が繋がっていたこと。手彫りだと思うが、人間の力ってすごいな。
登山道も牛車が通れるような敷石部分もあり整備されている。
そして斜面は劇場などもあるような一大都市だったよう。銅による繁栄とその労働者の繁栄、労働者が落とすお金をあてにするサービス業の数々… 産業の力というのはすごいなと思った。

今は遺構が残るだけの普通の森。ここを持っている住友金属が管理している。
下山すると車がいっぱい。朝はなかった自転車も増えていた。MTBで駐車場まで戻った。

さて、片付けたら剣山方面に移動を開始する。
下調べでは、新居浜に出て高速を使う方法とまっすぐ四国中央を走っていく方法がある。
前者は入浴や買い出しに事欠かない。後者はなかなかにワイルドなコースになりそうだが、二度と走らない道は走ってみたい。

後者しかないなと思い、案内をグーグルさんにお願いした。まずはモンベルビレッジを経由する。経路上の入浴はここしかない。
筏津の駐車場は銅山川沿いにある。グーグルさんにはその川沿いを進み富郷ダム経由で南下して439号線に出る道と、駐車場裏手の山を超えて439号線に出る道が表示されている。
一見前者の方が主幹道路に見える。が、グーグルさんは後者の方が近いよ、こっちだよと言う。地図を見たらどう見ても峠超えだけど…
ホントか? ほんとにこっちでいいのか?
これまでの数々のグーグルさんの所業を思い出し疑心暗鬼に陥るが、ここは一つ信じて見よう。

とんでもない山道に向かって走る。どんどん高度が上がって今から登山に向かうような感じだ。
峠に着くと、「大田尾越」とある。
峠マニアにもよく認知されている峠のようだ。
ついでに東光森山などの登山口にもなっているらしい。もっと言えば笠ヶ峰から平家平を周りここに出ることもできる。
そうかそういう周回方法もあったか…

南側はさらに道が荒れていてワイルド。そのうち吉野川沿いに合流した。
このあたりの吉野川がとても太い。さめうらダムの影響のようだ。
上吉野川橋を渡ってトンネルをくぐって道の駅に抜けた。道の駅 土佐さめうら。
多くのライダーが駐車して休憩していた。
ここで土佐の赤牛の串焼きを1本。旨し。
何かお土産を買おうかと思ったが、めぼしいものがない。
439号線を走りながら夕食を探す。が、何にもない。まぁそうだよなー。
そのうち本山に入りモンベルビレッジの案内が見えた。入る。

場違いなほど都会的なスペースになっている。
まず入浴。スッキリした。
検索して夕食の場所を考えるが、何にも見つからない。
諦めてビレッジ内のレストランに入った。
カレーを食べる。まぁ、山奥にしてはオシャレでいいですが…この御飯ってアルファ米ですか…

精算をする時にお店の人に尋ねる。
”駐車スペースでサッカー観戦していてもいいですか?”と。どうもこのあたりは電波の関係でテレビでは見れそうにない。幸いこのスペースは5Gが繋がるのでabema経由で快適に見れそうだった。
「車中泊しなければどうぞ」とのこと。
ありがたく車を停めたままabemaでW杯観戦した。勝てばほぼ決勝トーナメント出場が決まる試合。相手はコスタリカ。負けるはずがないと思っていた。
が、結果は負け。最もありそうな負けパターンだったな。悲しい。

さ、切り替えてこーと独り言を言いながら、また移動を再開した。

グーグルさんは439号線をずっと走れという。確かにまっすぐだな。
大田尾越のこともあるので、もうそんなに驚かないかな。言うことを聞いてみよう。

途中32号線と複合していてちと迷ったが、439を進む。
そのうち「この先、京柱峠」との表記。やっぱり峠かー。
ここもまた峠マニアに認知されるような峠らしい。真夜中では景色も何もないが。
安房峠を思い起こさせるような峠道を超えた向こうは東祖谷地区。やっぱりこんなところにも人は住んでいるんだね。
しかし時間が遅かったので人影は一度も見なかった。
その代わり道路で雄鹿2頭、雌鹿7頭、たぬき4匹を見た。んーワイルド。
ちなみにたぬきって本当に鈍い。車に気がついて逃げ出すのだが、まずスタートが遅いし最高速度も遅い。そのうち車が並走してしまったり轢いてしまいそうになるので、止まってあげる始末。
驚かしてごめんよー、がんばれよー。

名頃の集落に入ると、名物の人形が並んでいる。昼間に見ると可愛らしいが、夜中にヘッドライトで浮き出てくるとものすごく恐怖。

三嶺の登山口を確認して剣山ロープウェイ駐車場に向かった。この間10km。ずっと登り(明日は下り)。危険箇所はない。途中に奥祖谷かずら橋がある。明日はここをMTBで移動の予定。

剣山駐車場に着くと11時半。車中泊している車は4−5台だろうか。すぐに就寝した。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です