→ShingolB←

orca opendolphin1.4.7mのinstallの覚書(2011年)

電子カルテを試したくてトライ

構成としてはテストなので、サーバーとかクライアントとかをあまり厳密に分けずにしてみた

構成は以下のとおり

windows 7 professional (64bit)にVirtualBoxでubuntu 10.04 LTS (32bit)を仮想起動させた上で、

ubuntuにorcaサーバーとクライアントを

windows 7本体にopendolphinを

ついでにDicomサーバーとしてconquestを入れて、クライアントとしてk-pacsを入れました

DicomクライアントはMacBookAirにosirixを入れて、接続の確認もしてみました

1.VirtualBoxでubuntu

いろんなHPに書いてあるので、詳細は省略

とにかく10.04LTSをinstall

最新にアップデートして、IPアドレスは固定とします

postgreSQLが足りないので、追加したのだったかな

2.orcaのinstall

こちら(orca簡単インストール)のページを大々的に参考にして、そのままinstall

特に困ったことはなかったが、動きはモッサリで実用的とは思えないスピード

3.windows 7にopendolphin

これに関してはまたも大々的にこちら(OpenDolphin 1.4.7m – OpenDolphin 1.4.7のカスタマイズ)のページを参照

そのままで動くようになっています

必要だったのはJBossとpostgreSQLとjava環境

コンパイルにnetBeans

netBeansを使ったことがなかったので、少々戸惑いましたが

以上で同一PC上で、orcaを立ち上げてwindows画面からopendolphin1.4mを立ち上げて、アクセス可能となりました

なお、このあとクライアントを別PC(macですが)にして、クライアントからアクセスしてみました

orcaは日医のページのクライアントで問題なくすぐに動作

問題はopendolphin

まずnetBeansで実行ファイルをコンパイル!?するのに苦労。何とか可能に

実際は上の3.のままでしたが

その後が進まない。クライアントは立ち上がるが、アクセスしようとすると弾かれる

で、あちこち調べて以下で解決

1. JBossを起動するには、他のクライアント機からアクセスできるように「run.bat -b 0.0.0.0」とすること

面倒なので、batファイルを書きました

起動ファイルとすれば、PC起動時に立ち上がります

2. JBossが使うポートを開けること

ファイアウォールで設定しました

3. macのhostsファイルにserver PCの名前を入れること

IPアドレスとopendolphinのserverが走っているmchineのnameを登録しないと動かないみたい

以上で、PCをserver、macをクライアントにできました

ナイス

その後、実際の入力テストをしてみました

使用感について

orca

これってみなさん本当に使っているのでしょうか?

インターフェースはさておき、入力は慣れないと大変かなと

クラークの努力が必要そうです

スタンプの設定さえきっちりしておけば、医事会計のデータの入力はほとんど不要そうなので、それは助かりそうです

会計までちゃんとできました

opendolphin1.4m

カルテを保存する際に、ダイアログを出さないようにすると保存できない

バグかなと思われます

全文検索ができません

コンパイル設定ミスなのでしょうか?

opendolphinが立ち上がっていない状態で、患者受付をすると「閉塞」して受付患者が送信されません

タイミングが問題です

ほかはおよそ問題なかったようです

ただし動作はものすごく早いというわけではありません

カルテとしては最低限のことは出来ていますし、シェーマも使えます

外来のみの単科ならば十分ではないでしょうか?

しかし、これって電子カルテの要件を満たしているのでしょうか…?

次の目標はwindows 7のpostgreSQLサーバーにODBCでアクセスすることで、

ファイルメーカーをフロントエンドに出来るかどうかです

データを出力させることで、カルテ以外の処理をさせれるようにできるかどうか?

理屈では出来るのですが… 今のところ躓いていて進みません

Dicomサーバーについて

conquest入れてみました

単純に動作します

参考にしたのは北海道医療画像研究会間違いだらけの医療情報管理です

今のところDicom接続を確認する機器がないので、

CDに入っているDicomデータをk-pacs経由で保存

閲覧出来るようにしました

クライアントとして、macからの接続も試してみました

こちらは有名なosirixで

ちゃんと接続してデータを読み込めます

opendolphin1.4mにも接続項目があるのですが、

これは今のところ動作しません

試していきます

5 comments for “orca opendolphin1.4.7mのinstallの覚書(2011年)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です