ヤマレコでNishidenさんとChikauさんが計画をアップしていたので参加をお願いした。
5時に南又発電所より下流の駐車場に集合。ゲートは入れないことはないので自分の車に同乗して移動。
途中落石・積雪などで通過に困るところもあるが、南又発電所まで乗り入れる。
そこからシートラで林道歩行開始。約1.5kmの歩き。902m地点近くに広場があり、そこまで2台の車が乗り入れていた。
あとで気が付くのだが、ここから右手藪に廃道となった林道があり、ある程度藪を回避できたはずだった。
それに気付かずまっすぐ川沿い左岸を藪漕ぎ開始。
Nishidenさんは藪を気にせずそこに道があるかのようにどんどん歩いて行く。
自分は慣れないシートラ・兼用靴状態に藪にひっかかってアッパーカットされながら何とか進む。
渡渉1回、うすそうなブリッジを1回渡り、堰提超え3回して1092m地点あたりへ。
先行二人、後続二人。奥に釜谷への分岐1092mが見える。更に奥はガスっているが左俣分岐とその奥の目指すコル方面がまっすぐに見える。
この辺りからはシール登高も可能な斜面だったが、比較的固くしまっていたのもあり、その後もずっとシートラで歩行。
1400mあたりでアイゼンを装着して、またまたひたすらシートラ。左俣は選択せず。
というのも自分がウィペットを置いてきたため、滑落などの危険を考えるとシール登高よりもアイゼンの方が安全と考えてくれたのだろう。
1800mでまた休憩。ここから先はかなり急な登り。ウィペットなしでどこまで行けるか。
途中硬いアイス状の部分とザラメが固まった部分とが入り混じり、アイゼンの食い込みはいまいち(しかも軽量アルミのアイゼン)。
それでも安定して歩けたのでそのまま登りきった。
稜線で軽く補給してスキーをデポして猫又山に向かった。
まずは夏道を少々藪漕ぎ。その後後立山側の雪上をいく。
向かう途中から雲海が切れてきて剱岳が顔を出してきた。徐々に後立山連峰も顔を見せる。
最高のシチュエーション。
Chikauさんから頂いた。
Nishidenさんにいただいた。
いい写真を撮ってもらった。ありがとうございます。
右に大きな岩峰を見つつピークへ。とりあえず本日の目標は達した。
ピークからの大猫山方面。富山方面は雲海の下。
このあと協議の結果、釜谷山まで行くことになった。
まずはコルまで下る。
そこで一部急な雪斜面があり。その下の左は藪の崖、右は中谷右俣まで真っ逆さまの雪斜面。
Chikauさんのウィペットを1本借りてクライムダウンした。この後もずっと借りっぱなしになってしまい、大変申し訳無いこととなった。
目指す釜谷山。
凶悪な雪庇。左キープで。
最後の稜線を登るお二人。
もうすぐ! 偽ピークだけど。
つきました!
ついたら毛勝山の眺望。
釜谷山から猫又山越しの劔。
アップ
もういっちょう。
不適な笑みを浮かべるNishidenさん。かっこいいおじさんだ。
食事休憩20分ばかり。
帰りは劔を見ながら。写真を撮るお二人。
猫又山直下の岩峰。左は雪が割れていて危なくピーク方面に右に巻く。
このあと少しルートミス。修正トラバースをしてデポ地点に復帰。
さぁ本日のご褒美斜面です。まっすぐ。奥は新緑に初夏、手前は残雪の晩冬です。
お二人がどんどん行く。手頃な弛み具合の快適なザラメだった。
こんなのも撮ってもらいました。巧そうに見える(汗
いやぁ大満足の顔してますね。
快晴の下の斜面。
ナイスゲレンデ。
帰りは見失っていた林道から。水を探すお二人。
一部危険な雪渓渡りがあったが、なんとか進む。林道の分岐は右が正解でした。
山スキー有終の美を飾るには充分な内容。しかしまだ滑りたい気持ちもあり。
来週は早立ちが出来ないのでスキーするなら立山しかないと思うが、さてどうなるか。天候しだい。
最高点の標高: 2425 m
最低点の標高: 710 m
累積標高(上り): 2430 m
累積標高(下り): -2435 m
平均ペース: 5.18 km/h
総所要時間: 09:46:10
実際の累積標高は1950mほど 距離18.5kmあまり
ザックはマムート、雪山装備一式。
上はmont-bellクールロングスリーブジップシャツ、下は7分丈のタイツにファイントラックストームゴージュアルパインパンツ。
寒いところでULサーマラップパーカ着用。mont-bellのクールロングスリーブジップシャツは夏用なので超涼しくて汗抜け良くて最高。
パンツはブーツを覆えず隙間から時々雪が侵入。ゲイターがあったら良かった。
手袋はずっと軍手。滑走時のみテムレス追加。
ゼリー1、柿ピーフルグラ200cc、パン1、饅頭1、羊羹小1、焼き菓子2、チョコ1袋
水800ml、アミノバイタル500ml、コーラ500ml やはり山頂でのコーラはたまらない。