今回の夏休みは南アルプス北部周回百名山巡りってことで3泊4日で山行に行ってきた
3日目
曇り。
今日は行動時間は短い予定なのでゆっくり起床、準備。
暗い中水場に顔を洗いに行くと、昨日の足を痛めた方がアイシングしていた。どうやって下りてきたかは不明。一晩中冷やしていた模様。
何とか林道まで出れるかな? そうでなくてもきっと小屋の方が車で送ってくれるだろう。
特に声をかけずにおいた。
6時18分に出発。
テン場を振り返る。煙が出ている所にゴミ箱あり。普通に山に持ち込んだモノが捨てられる。助かる。ここでゴミリセット。
野呂川越までは急登でつらいが、下るよりは登りが楽。7時12分到着。
野呂川越は仙塩尾根の最低鞍部なので三峰岳にかけては登り基調。歩き始めてすぐに三角点あり。写真撮影。
三等三角点横川岳 2315.33m
樹林帯の眺望の効かないなか数え切れ合いアップダウンを過ぎて徐々に高度を上げていく。このあたりで大学生山岳部とほぼ同じ行動になった。男子6人女子2人。足並みが揃っていて統制が取れていて素敵だなぁ。学生の頃に山に出会っていたら今頃どうなっていただろうか。まぁ今の仕事はしてないな(笑
2699mをすぎて登り返すと森林限界と共に急な岩場が始まった。鎖場も出てくる。なかなかに高度感あり。
右から登り始めますが、左の下の石にトラバース気味に攀じれば簡単。
これを超えて、
抜けると、
三峰岳らしきピークが見えてくる。
なかなかに高度感あり。ガスってるからそうでもないけど。
この岩が三峰岳か。
左にトラバースすると
熊ノ平への分岐部に着いた。
せっかくなので三峰岳のピークも踏んできた。10時44分。
あとはもうガスの中を歩くのみ。間ノ岳までの岩稜帯はところどころお花畑もあり楽しませてくれる。
熊ノ平方面の稜線と三国沢。巻道はよく分からなかった。
後から見直せば見えるな。
偽ピーク。
この花はなに? 初見だろう。
偽ピークを右に巻くと丸いピークが見えてくる。
学生たちが休んでいる。
11時56分間ノ岳日本標高第4位。広々としたピーク。あまりピークっぽくない。虫が多い(笑
三等三角点相ノ岳。3189.13m。北岳から農鳥方面に抜ける方に写真を撮ってもらった。
ソロの方が農鳥方面から来た。北岳山荘まで前後する。彼によれば今日の農鳥のオヤジは機嫌が良かったとのこと。
天気も崩れそうなので北岳山荘へ急いだ。ここから中白根山の間は、東斜面にお花畑が乱立。目を楽しませてくれた。
またオコジョが1匹前を横切っていって、可愛らしい顔を見せてくれた。写真を撮ったものの拡大すると画質が悪い…
13時7分中白根山。写真撮ってすぐに通過。
中白根山をすぎると眼下に山荘が見えてきた。
ぽつりと雨も落ちてきた。時間切れ。
鳥が停まったケルン、ではなくて石…
慌てて下って到着。すぐ近くに見えても20分ほどかかった。
13時30分山荘到着。テント申し込みをすると、「雷雨があったら逃げ込んでくださいね」と「台風の進路が変わりましたよ」と。ん? 台風の進路が変わった? 昨日までは九州あたりからそのまま北に抜ける予報だったが、急に東に転針したらしい。迷走する台風5号おそるべし。このままいくと明日の午後には崩れてくるらしい。前倒しにならなければいいが…
今日のエイドはまたコーラ。ご褒美に一本いいでしょう。
雨が本降りになる前にテントを設営。学生は目の前に設営して居た。折角だから訪問して今日のトレースのお礼がてらワインを進呈する。部活ゆえ山では飲めないと残念そう。降りてから消費してちょうだいな。
その後はガスガスで眺望もないので中にこもって情報収集。幸い4Gがつながる。確かに台風は転針したが、4日目の午前は天気が保つらしい。とはいえ今は土砂降り。雨は止まるのだろうか???
明日は早立ちして北岳山頂で日の出を迎えるつもり。パッキングをある程度済ませて、食事も準備をしておいた。アルファ米は水でも調理できるのはとても助かる。冷たいご飯を早朝に食べるのはお腹にはきついが食べないよりはマシ。荷物を軽量化すべく重いものを中心にたっぷり夕食を食べる。
がっつり夕食を食べた頃には雨足もおさまってきて、21時前には雨は止んだ。一旦眠って22時頃に目が覚めると満月が光っていた。雲は流れていくものの北岳も間ノ岳も月明かりでも見えた。明日もきっと朝は晴れるだろう。月明かりもある。予定通りご来光は北岳山頂にしよう。小一時間テントを開け放して寝転んで月夜を楽しんだ。
その5へ続く
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