先輩2人と恒例のシルバーウィーク登山。
一昨年剱岳、昨年雲ノ平を絡めた水晶岳ときて、今年はお二人のリクエストもあり槍ヶ岳。先輩は初槍ヶ岳。私は2回目。
アプローチの長さから1日で肩の小屋は厳しいとのことと、テン泊に挑戦ということで
ババ平テン泊、槍ヶ岳ピストンという計画にした。
テントは自分の持つ3人用テント2.5kgなり。久しぶりに使うので自宅で広げてみると案の定内部が溶けてネバネバです。シームシールもボロボロ。
やむなく、キャプテンスタッグのシームグリップで縫製部分をぬりぬりです。リビングを占領して数日乾かし、家族からは非難轟々です(汗)。
それでもやや浸水不安なので、グランドシートを外にも中にも使うという荒業(1kg増)で臨むこととしました。
その代わり行動食以外の食事と火器はすべておまかせにしました。ということでアルコールとテントの歩荷というお役目。
1日目は富山空港に待ち合わせて1台であかんだな入り。タクシーでバスターミナルまで向かった。
上高地を特に感慨なく過ぎ、横尾で文明の最後ということ!?でスタミナ丼を頂き、粛々と槍沢入り。
テント泊受付をしてババ平へ。
最高点の標高: 1967 m
最低点の標高: 1480 m
累積標高(上り): 601 m
累積標高(下り): -115 m
平均ペース: 3.11 km/h
総所要時間: 06:48:07
以前見たトイレは拡張されていました。これまでで最もきれいなテン場トイレ(笑)。
斜面側の比較的懐の深い場所にやや通路側にオフセットさせてテント設営。裏側に炊事場と荷物置き場を兼ねてツェルトを広げてタープ代わりにした。
石が埋まっているものの土は固くしまっておりペグの効きは良好。
ここでやはりビールが欲しくなり、全員で小屋までお使いに。500mlの泡を購入。
翌日の準備を済ませて夕食へ。切った野菜を持ち込んでくださっており炊飯ご飯にキムチ鍋。味噌汁付き。最高です。私の持ち込んだワインをほぼ飲みきりました。
翌朝の炊き込みごはんを作っておしゃべりして19時頃には就寝。
2日目は3時頃から動き始めて4時起床。5時過ぎ出発。
朝食は炊き込みご飯に鯖缶と味噌汁。ありがとうございます。温かいものが染み渡ります。
黙々とガスの中、槍沢を登ります。整備されていてとっても楽。ガスの上には晴れ間が増えてきますが、ガス自体が切れることはなくやや諦めモード。
殺生近くに来るとたまに一瞬ガスがはれることもありますが、短時間。運を天に任せるか、午後の好天への好転を期待して待つか…
肩の小屋についた瞬間はまだガスの中。
準備している最中に何度か晴れ間が見えてきます。
そして登り始めようとした瞬間に突然ガスがすべて払いのけられました。素晴らしい。日頃の行いがいいのね!!
まだ早い時間だったので混雑もなく、自分は2回目ということもありサクサク岩攀じり。お二人は少し手こずっているよう。
登る様子を上から撮影しておく。穂高も見えるようになり、眺望はまずまず。
山頂は数人程度の賑わい。新穂高槍平テン泊でピストンという方と幸運を喜びあう。
小屋前でのんびり補給(先輩の一人は高所でお腹が痛くなったようだが…)。
自分は定番おでん。そしてビール。飲む分と持ち帰る分と。
帰りは東鎌尾根から下山。岩場は細尾根もあるが、左右後ろの眺望がよく素晴らしいトレイル。さすが表銀座。
北鎌に挑戦しようというお誘いもあるので眺めてみるが、あれはなかなか大変ですぞ。テン泊装備ならなおさら。
P2595手前の細尾根とはしごは恐怖。岩攀じりの方が怖くないのはなんでだろうか。はしごの隙間感が嫌いなんだろうか…
大分疲労しつつ水俣乗越まで到着。北鎌へのアプローチを確認して、槍沢へ下山。
最高点の標高: 3117 m
最低点の標高: 1983 m
累積標高(上り): 1262 m
累積標高(下り): -1220 m
平均ペース: 2.12 km/h
総所要時間: 10:13:25
二日目夜はカレー。野菜チップと豆類とキノコ類を入れたとってもヘルシーなもの。しかも食材のパッキングがスマート。包装のゴミは出るものの常温で日持ちするので山にもってこい。
勉強になりました。今度の山行で試してみよう。大きなコッヘルが必要だな。
買ってきたビールと昨夜の残りのワインと日本酒と焼酎と…
ぐいぐびいったら19時頃にはかなりありがたくなってきて就寝モード。
隣のテントのいびきがすごかったので、イヤホンをして音楽聴きながら就寝。
3日目は3時頃から起きてうろうろ。テントの中で動くと起こしてしまうし、外は寒いし…
朝食はトマトソースのペンネとコンソメスープ。完璧です。
あとは黙々とお片付け。テン場最終になって撤収した。
以後は各小屋でストップ。槍沢は休憩のみ。横尾ではジュース。徳澤でカレー。明神でアイス。明神池を回って(私は2回入ったので荷物番)、上高地散歩と河童橋経由でバスターミナルへ。
帰りはバスで移動。
あかんだなから平湯の森温泉に行き入浴、お土産購入。帰宅となった。
3日目はログはなし。