mendeleyという文献管理ソフトをもう何年も使っている。
cloud上に文献データとPDFを保管しておけるサービスで、Elsevierが運営している。
余談だが、このElsevierは商業主義の雑誌刊行会社なので、今あちこちの大学から契約を切られそうになっている。
「高額すぎる購読料を嫌ってエルゼビアなどとの論文購読契約を打ち切る大学が続出」
現代的な流れなのかもしれない。
最近は論文をネットでのみ公開するようなケースも増えてきていて、誰でも閲覧できる一方、論文内容を(お偉い方が)チェックする機能が果たせないのではないか?という議論もある。
しかし間違いなくこのような論文の発表はネット上が主流となっていくだろう。
今回のコロナウイルスでも判明したように、在宅で講演を見るとか相互通信する方が、講演会場への移動の必要もなくなり楽だ。
そのうち大きな会場に集って開催する学会そのものが無くなるかもしれない。
昨年、某学会で抄録集を電子化したら、ネットを使えない老害たちが騒いで急遽抄録集を印刷したなんて話もあった。くだらない。
さて前置きが長くなってしまったが、このmendeleyは文献検索サイトの医学中央雑誌やPubMedで検索した個々の論文を、サイト上からダウンロードして登録できるサービスが付いていた。
これはとても便利で、自分が検索した論文を簡単に分類・保存できる。
しかもcloudにデータがあるので、iPhoneでもandroidでもiPadでもいるでも見ることができる。素晴らしい。
しかし昨年末からMacのsafariでこのweb importerがちゃんと機能しなくなっている。
HPを確認したら、いつの間にやらサポートしなくなっているようだ。
Chromeかfirefoxを使えということらしい。
とっても不便なのでしょうがなく、文献検索の作業だけChromeを使うことにした。Chromeを使うのは何年ぶりだろう。
ちなみに医学中央雑誌の方のimporterは改善されていた。以前よりデータが正確に登録されるようになり快適だ。