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中国の反日的ブーイングについて

重慶での試合もすでに終わり,済南での準決勝も終わってしまってから,やっと政府や新聞が中国での反日的ブーイングについてあれこれ言うようになっています.

これまではスポーツ欄を越えてはいなかったのですが...

その論調はこんな感じです.

試合中のみならず試合前の国歌斉唱中にもブーイングが起こる.

ジーコの発言の引用「試合中なら仕方ないが,国歌のときまでブーイングするのは...」

この十年くらい,中国では反日的教育が行われている.

試合を観戦している世代はこの教育を受けて育った年代だ.

スポーツに国家の過去の問題などを重ね合わせているのは問題である.

中国側の国家としての対応を求めたい.

2008年の北京五輪でこのようなことがあっては心配である.恥ずかしいぞ.

しかし重慶ラウンド(勝手に命名)を終えてからの準決勝での様子を現地でreportをしている宇都宮さんが伝えています.

こちら

それによれば済南ではそれまで見られたような極端なブーイングや日本国旗を取り締まるようなことはなくなっていたようです.

すでに政府が発言する前に大使館などが対応していたこともあり,改善されたのだろうと思われます.

そうなるとこの新聞や政府の発言ってテンポがずれているような...

いまさら批判しても...

それにいまさら子供の喧嘩に親が口出ししているような感じが否めない.

(危険にさらされている日本人サポーターはかわいそうだが)

それとも,決勝では順当に行けば日本の勝利と思われますが(甘い?),勝ってしまったらあまり文句も言えなくなるので,今のうちに言ったのかな?

私としては高校生(日本)と小学生(中国)が喧嘩をしていて,小学生の友人(中国人サポーター)が文句を言っている,っていうくらいの図式がいいような.

そう,日本のサッカーは強いのだから少々のブーイングは当たり前!

って胸を張って言いたいものですな.

万が一,負けても「ブーイングのせいだ,環境がわざと悪くさせられた」みたいな論調の話が出てくるのだけはみぐるしいのでやめて欲しいなと思ってしまいます.

とはいえ,アルゼンチンが地元ワールドカップで優勝したとき,当時のアルゼンチンは軍政で兵隊が多数決勝会場にいたそうな.そんなところでアルゼンチンに勝てるかいなと言われれば確かにそう.

今回のアジアカップに限らず理不尽な大会運営,審判・判定なんてやまほどありますよね.

それもスポーツだと思えるくらいに日本代表には強くなっていただきたい.

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