越前禅定道は福井県勝山市の平泉寺を起点に、法恩寺山、小原峠、市ノ瀬、越前禅定道-観光新道、御前峰へと至る道。
以前に市ノ瀬以降は歩いた。
今日は起点から法恩寺山まで歩き、稜線伝いに経ヶ岳を巡り奥越高原牧場に降りてくるつもりで準備した。
紅葉を期待していたのでカメラはK-30で。天気はいいのでコンデジは持たず。火器はなしで軽量とした。
まず牧場に自転車デポ。平泉寺まで移動しつつ上り下りをチェック。Google Map様の言うとおりにするとほぼ下りで平泉寺まで戻れそう。
起点は旧参道入口からとした。せっかく昔の参道が残っているのだから。
旧参道入口に整備されたトイレと駐車スペースがあるのでそこに駐車して準備。
参道から振り返ると無粋な鉄筋コンクリートのお城が見える。ダメとは言わないが、どうしてお城を作るのか理解ができない。
道路は旧参道の横に作られている。参道は苔に覆われているが苔の損傷が激しい。動物のせいか歩く人間のせいか。 苔が美しい。
参道がなくなったかと思うと、舗装道路の横の土手にお地蔵さんが並んでいた。30余り。周囲の苔が美しい。
本殿前。人気がない早朝は気持ちがいい。ガスがかかっているともっといいだろうけど。
クマかイノシシのせいか。春にはなかった柵が張り巡らされている。登山道の入口は紐でくくられていて開けることはできる。
柵の向こうは獣の世界、こちらは神仏の世界か。
獣がいますよ、ってことなので鈴を手に持って打ち鳴らしながら歩いた。ポケットにはクマよけスプレー。
剣の宮。 修験者の御札がおいてあった。先日の白山剣ヶ峰で見かけたものと同じだ。
trailは終始こんな感じ。幅があり、藪は刈られており落ち葉に覆われてふかふかと歩きやすい。
スキージャム近くの林道終点に近いところにある中ノ平避難小屋。
内部にはトイレあり。外に水道も。玄関に薪が積まれており内部には薪ストーブあり。マッチ、新聞紙もあり着火には困らなさそう。
2階もあり、10数人は寝泊まりできるスペースだ。2階にはベランダがあり、ドアの形状は2階からの出入りも意識されているようだ。
冬にスキーでハイクアップして寝泊まりなんてのも楽しめるかもしれない。スキー場が近すぎるのが問題だが。
小屋から上はこんな石組みのところや木道のところがあったり整備十分。
伏拝からの振り返り。このあたりがちょうど今年の最盛期の紅葉なのだろう。
さて、この後予定では稜線伝いに経ヶ岳方面に向かい六呂師に下山。
だが、まず稜線沿いが藪だらけで大変そう。残念ながら諦める。
ついでに小原集落方面に降りる道も見てみるが、こちらは全く整備されておらず入れそうにもない。こちらが越前禅定道の続きだけに残念。スルーハイクは簡単にはいかないようだ。
経ヶ岳はまた別の機会に六呂師からピストンしよう。
下山。
ジャムの敷地内を下りながらの紅葉。このあと藪漕ぎして登山道に復帰。
避難小屋で昼食。
帰りは特に何も考えずに下るが、最後は行きと違うルートに入った。
剣の宮のあった登りに使った道は尾根筋。結構急であるきにくい。
下りは沢筋になる方を下った。
藪が多いがトレースは十分にわかる。一部ぬかるんでいる。
沢筋なので何度も渡渉があり苔も多い。
下部の方は苔むしていてとても風情のあるtrailとなっていた。
倒木の苔。 沢水と苔。 苔むしている。 木の橋です。 こちらもこけ(きのこのこと) 苔むしている。 木の幹に苔。猿2匹が並んでいるようにも見える。 最後に石組みの参道。このあたりにも昔々は僧坊があったとのこと。
柵のために境内に入れず同じように紐を解いて途中から入ると、そこは本殿の横だった。
再度お参りして下山。
最高点の標高: 1407 m
最低点の標高: 224 m
累積標高(上り): 1334 m
累積標高(下り): -1303 m
平均ペース: 3.03 km/h
総所要時間: 06:34:13
まずはそば。八郎に行きおろしと山かけと食す。
ついで自転車回収に六呂師まで。
ついでに大野市に寄っていく。行くと七間朝市祭りで人が大勢。
離れたところに駐車して自転車で街中に入った。
お目当てはいつものいもきんつば。職場に二箱購入、自分に温かいのを一つ。うまし。
歩いているとおろしそばを売っている。ついつい食べてしまった。本日そば3人前。食べ過ぎです。