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初冬の大辻山

ようやく時間が作れたので、悪天候は承知の上で山行決行。夕方にMH.TRCの忘年会があるため昼過ぎまでと言うFくんを誘った。

寒気が入って雪が降るし時間の制約もあるしシーズン初めなので無理せず里山レベルの山行とした。

取立山くらいの難易度だろうということで国立立山少年自然の家発大辻山行きとした。

6時56分出発。林道を歩く。スタートは10cmほどの雪。車の轍があり楽させてもらう。来拝山の登山口を過ぎ792mピーク横を過ぎると953mピークに向かう登山道が地図には載っているが、取り付きが分からない。そのまま林道を進む。

結局登山道と林道の交差するところから取り付き開始。このあたりで15cmの積雪。トレースはないのでワカンを装着してみる。 リボンはしっかりとあり、夏道そのままなので明瞭で迷うことはない。

むしろまだ積雪が3-40cmほどなので藪がうるさくて歩きにくいくらいか。

1001m長尾山はすぐ。少し下り登り返して程なく奥長尾山。

しばし緩いが、その先は比較的急登が続き、30-50cmほどの雪をキックステップと膝でのダブルアクションでの登りが続く。ふかふかの雪の下は土や木の枝・根っこが出てくるのでワカンが効かない。よじ登るような時間が続く。ほとんどFくんが先行してくれるのでおよそのラッセルはされているのだがふかふかサラサラの雪は締まりがなく難渋。もう一人いれば3人交替で踏みしまってもっと効率よく登れたかも。

自分は急登の部分の半分くらいをラッセル。ゆっくりだが自分でラッセルしたほうが楽だ。つまりはFくんが速すぎるくらいに速くラッセルで進むからだろう。

標識が6→7→8…と出てくるので、もう10(10合目ってこと?)まで少しーと頑張るのだが、ピークは10ではなく11だった。何それ! 合目じゃないのね。

最後の登りあたりは膝上ラッセル。雪まみれの登りになった。

ピークは10時59分着。累積標高800m、5kmほどの距離にこんなにかかるなんて…

残念ながら周りがずっと曇りで立山も劔も見えない。それだけが目的だったのに(というか見えないのは最初から分かってはいたが)。

もしかしてもしかしてという気持ちで一眼レフも持っては来たものの、訓練の重りにしかなりませんでした。結局一度も取り出さず。

行きはfinetrakのスキンメッシュとマムートの型落ちメリノと化繊の混紡のベースとハードシェルのみ。これでも動いていれば暑いくらい。気温は-5-7°ほどだったと思うが。

寒いので写真撮ったら即下山。

帰りはキャプ4を着込んで防寒対策。

自分たちのトレースは新雪で埋まっておりもうサラサラふかふか。しかし下りは楽ちん。

途中夫婦とすれ違った。林道まで車で乗り入れてやや東側から取り付いて来た様子。長靴ツボ足だった。

帰りは軽快に下って13時12分に到着。

自然の家近くも雪が10cm程は増えていた。

さっさと移動して、グリーンパーク吉峰で入浴して終了。

この1.5カ月ただただ平坦地を走り続けていたが、その効果は…

心臓は辛くならない。酸素摂取能力は確実に向上しているのだろう。しかし使う筋肉が違えば足はやっぱり疲れる。体重も春から比べれば10kg近く落ちているがあまり関係ないらしい。それよりも前に足を持ち上げる動作が股関節にくるのか、明らかに大腿直筋の深部が痛い。筋損傷的だな。

うーむ、やはりそれぞれの運動は別々であるということか。

翼が生えるように行動が変わるということではないらしい。

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