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能登和倉万葉の里マラソン2018出場 祝!サブ4

能登和倉万葉の里マラソン2018に出場。

初マラソン挑戦である。昨年のハーフは暑くて大変だったので、涼しくて記録が狙える日ということで選択。目的はとりあえずサブ4。
予定では毎月150-200kmの練習の上で臨むはずだったが、昨年12月の白山山行以来少しモチベーションの低下(何か使い果たしたのだろう)があり、12月は僅か51km。1月に至っては0kmだった。大雪が降ったこともあり、やれエルゴメメーターは嫌いだの体育館をグルグル回るなんて…とか言い訳して練習せず。
ギリギリ1ヶ月前になってから漸く練習開始。雪で走れないので仕事後にスポセンへ。
主に10kmを5分10秒前後で走るペース走をした。
何とか3週間ちょっとで150km近くまで走り込んで本番を迎えた。
ただしロングは練習で走った15kmまで。昨年ハーフにも挑戦しているので23-4kmくらいまでは計算ができるだろうと思っていた。その後はどうなるかわからない未知の世界。
どこかが痛くなって動けなくなるパターンが最も考え易かった。

さて、本番当日。放射冷却で霜が降りる気温0度前後の早朝。空は晴れ。最高のコンディションではないですか。天気予報ではこのまま少し曇りになるくらいだったし。
スタートまでは肌寒いくらい。200kcalのジェルとアミノバイタル顆粒とバナナを1本お腹に入れておく。
下はモンベルのタイツにteton bros.のショーパン、上はスキンメッシュに夏用のペラペラの長袖山用ウェアにpatagonia houdini jacketで。靴下はinjinjiの中厚手のランニング用のウールで。シューズはaddizero。
輪島勤務時代の同僚やお隣さんと会ったりとびっくり。

10時にスタート、実際にゲートをくぐったのは2分後。集団の中をすり抜けつつ何とか6分前後のペースで橋まで。橋を渡る頃は暑い日差しになり、jacketは早々にポケットの中に収まることとなった。それでも暑いくらいで、これはウェアの選択を間違えたか?と焦った。
7.5kmあたりで200kcalのジェル補給。以後適宜追加して合計4本のジェルを消費。エイドステーションでは常にアミノバリュー(ここ大事)。なお、エイドでは水分以外は摂らなかった。
常に骨盤のみで走るようにして脚は使わない。坂の登りはもちろん骨盤先行で、下りはスピードに合わせて落ちるように。しっかり脚の温存はできていそう。
向田の方に向かい2回の折り返し地点があるが、それを終えて橋の近くに戻る頃には何やら雲行きが怪しくなってきて雨がチラついてきた。聞いてないっす。
少し肌寒い風なのでjacketを再び着て走り続けることとなった。また暑くなって脱ぐことになるのだろうなとこの時は思いつつ。
ちなみにこのあたりまでのタイムはほぼ5分10秒ペースを守っていて、体も動いている。少なくともこのままでハーフまでは行けるだろう。でも少しペース落とさないときっと後半保たないだろうなぁとも。
そのままキープしつつおよそツインブリッジ手前まで走れた。ハーフも昨年のひょっこりハーフと同じくらいのペース。1時間48分ほど。

橋に出る前くらいから徐々に風が強くなってきた。橋では左から右に強風。
足が前に出なくなる。この辺りから徐々にペースダウン。心臓は大丈夫、スタミナも大丈夫そう、お腹もややタプタプなくらい補給は出来ている。なのに足が前に出ない、全体的に痛いのだ、骨も関節も筋肉も。やっぱり構造物の鍛え方が足りない、強度が足りない。この痛みに耐えてどこまで行けるかの我慢比べになってきた。
幸い時間の蓄えは十分にある。ハーフで2時間から12分ほど速く走れたので、後半は6分20秒ペースでもサブ4に問題なし。どこまで粘れるか…

橋を渡るとパーキングがあるが、そこに何と同行してくれていた妻と次女が!
大きく手を振って通り過ぎる。力が湧く。凄い。力が湧く。
しかしそれも次の長い登りで止まってしまった。情けない、それだけしか力が湧かないのか。

大きく左に折れるとしばらくはこれでもかとアップダウン。気持ちが削られる。ペースは6分近くに落ちてくる。
それを過ぎると中島町の広々とした田んぼ地帯に出る。ここでの風が尋常ではない。向かい風12-3mだろうか。雨まじり。これは堪えた。出来るだけ誰かのスリップに入ろうとするがすでに周りについていけないので置いていかれる。

さらに潟に出たところでは強風にアラレもまじり全身が凍える。

houdini jacketはずっと着たまま。着ておいて良かった。無かったら凍えて走れなかったろう。程よい透湿性と防水と防風。買って良かった。Patagoniaありがとう、安売りしてくれて。
この頃にはもはや6分ペースも維持できず。残り距離と時間を計算しながら、どうやらネットで3時間54-5分で到着らしいと確信。ピクついてきた筋肉を温存するように無理せず6分30秒辺りで走る。タイムの急降下も甚だしい。が、そんなことを言っている場合ではもう無い。

徐々に風の方向は変わり、後ろから押してくれるようになってきた。有難い。

もうヘロヘロで和倉の街中に到着。最後はゼッケンを出して走ろうとお世話になったjacketを脱いで最期のストレートへ。100m前で下腿が前後とも攣りそうになるが誤魔化しつつ走る。
妻、子供を探す。ん?居ない。ゴール後に居るのかなー、まぁいいやー。

で、グロス3時間57分少々、ネット3時間55分少々でゴール!
初マラソン初完走サブ4達成!!!
最後はもうボロボロでしたが、何とか目標は達成しました。

しかし妻子が居ない、祝福してくれるのは係員のお姉ちゃんだけか!?
妻子は観戦ツアーでガラス館に行って居たそうな。15時に戻るというので、それまで身動き出来ないほど消耗しきった体で着替えもできないまま更衣室となっている観光会館のホールの座席で休憩。
動かすたびにどこかが攣りそうになります。ダメージはでかい。

ラップを残します。
5km 27分39秒
10km 52分51秒 (25分12秒)
15km 1時間18分27秒 (25分36秒)
20km 1時間44分27秒 (26分)
25km 2時間11分02秒 (26分35秒)
30km 2時間39分58秒 (28分56秒)
35km 3時間10分45秒 (30分47秒)
40km 3時間43分21秒 (32分36秒)

さて、この活動、進むか辞めるか…
20、30kmを日常的に走れば肉体の強度も増してくるだろう。
そうなるともしかして最初のハーフのペースを維持できるかもしれない。もしそうなると3時間35分くらいにはなるのだろう。
サブ3.5を目指すなら…走法を変えていくことになろう。そうなると脚を使って走ることになる。今の無駄な下半身の筋肉はただの重りにしかならない。
これを有効な出力のある細い筋肉に改造するのは、登山をしながらではきっと無理だろう。
取り敢えず金沢マラソンまでに考えることにしよう。

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