そんなわけで読んだ本が
- 作者: 川崎和哉
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 1999/12
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 2回
- Amazon.co.jpで詳細を見る
ちょい古い本(1999年)ですが,オープンソースの歴史などがよく分かります.
この本で知ったことは...
- 使用許諾にはいろいろ種類があるのね...
- 発表した文章自体をオープンソースとしてGPL宣言するとかする人もいるのね...
特に後者は斬新.
文章をGPLとして発表した場合,その文章を引用(全文でも!)した本で利益を得る第三者がいてもその著作権料を求めることを放棄しているんですよね...
もちろん改変はまずい*1のだろうけど...
本の中にも出てくる論客・翻訳家山形浩生氏のhttp://cruel.org/jindex.html:ホームページ]はそんなGPLな文章の山です.
リンクとコピーに関しての宣言も明快(ってかそんなことを気にすることすらめんどくさそうww).
「勝手リンク禁止!!」って宣言しているホームページ*2なんてどこ吹く風ですね.
医療の世界で最近思うのは
ガイドラインというものが多く発表される時代ですが,あれはあくまでもフリーソフト(本にはお金はかかるけれども)だろうしフィードバックが反映(改訂版)されるまで時間がかかると思うんですよねぇ...
一応論文の価値を論じて(EBM)作成されているのですが,エビデンスのつみあげってそれこそ日進月歩だし,そういう情報をまとめあげて管理するHPなり組織があればより社会に寄与するのではないかと思うのだが...*3
一人で管理してたら大変ではあるけれども,参加者がそれぞれ見つけたエビデンスを投稿していったら...
知識の共有がすすんでいいよね...
pubmedのページをはてなでブックマークしてrssフィードすればいいんだろうか...
目先のことでいえば...
非常に閉じた地域医療の場合,処置なり治療手段をオープンソース化して公開したらうまくいかないのかなぁ...
競争社会には反するのかなぁ...
*1:オープンソースプログラムにGPL宣言した場合は改変しても良くって,その代わり改変したプログラム自体も必ずGPLで配布するべきのよう
*2:リンクに関してもいろんな議論がありますよねぇ...http://www-h.yamagata-u.ac.jp/~matumoto/link/link_index.htm:ここ]とか
*3:論文を掲載している雑誌の著作権があるからだめなんだろうか? そもそも論文ももっと安価に手に入ればいいのに!!