本日の目標は人の居ない唐松岳。ゴンドラとリフトで上ってしまえばなんということはない山(標高差800m超)なのだが、混みあうのは勘弁。ゴンドラが休止期間中の今は八方大池山荘までのアクセスが徒歩のみになる。
昨夜のうちに白馬まで移動。深夜の八方尾根旅館街は静かで気を使った。ゴンドラの駐車場へ車を停めて車中泊。
4時に起きる予定がいつの間にかアラームをoffにしていた、が、奇跡的に4時40分に起床。
準備をして5時28分出発。なのだが、まず道がいまいち分からない。あまり考えずに駐車場から斜面を直登開始。ゴンドラ路線を見つつ地図を見つつトレースのありそうなところを歩く。
まだ町は霧のなか
リーゼン小屋の方にトラバースして基本的には牧場?になるだろう囲いがされている部分を歩く。作業用の林道もあるので。行きは肥やしの袋が置いてあったが、帰りにはすでに撒かれていた。
ガスが取れてきた 高妻や戸隠が見える
気球が見えますね
牧場?内を上に上に
五竜方面
五竜ゲレンデ方面
6時47分兎平駅到着 休止 7時4分出発
8時8分八方大池山荘到着 自販機がある 動いているか検証しないといけないので人柱として200円のコカコーラを買う。さっそく文明のエイド･観光資源に頼ってしまった。
山荘はclosedとなっていたが、小屋番がそそくさとopenにしてくれた。今日はじめて見る人間。が、特に山荘には寄らず。8時14分出発。
山荘越しに頸城妙高戸隠方面一望
白馬の町並み
白馬三山
大池8時59分。上から眺めるだけ。少し雪が溶けてきている。
トイレは閉まっている
白馬三山
9時22分左から巻いていく夏道が雪上のトラバースでなおかつクラックが入っている。これを避けようと高巻こうとして失敗。藪漕ぎとガレ場クライミングにはいるはめに。何とか稜線まで登ってそこにトレース発見。なんのことはない、残雪期はすべて稜線沿いのトレースが正解ということだ。同じように｢☓｣やロープで閉鎖されているコースがあるが、そこに進んだ方がよい場合もあるしそうでない場合もある。なかなか難しい。
左奥にあるのが雪渓上端 上を巻けそうに見える 右には☓のついた稜線につながる踏み跡あり
トラバースまできたところわずかなトラバースをいけば良かったもののクラックがなんか嫌で上を巻くことにした
その結果その向うの藪に突入(汗
10時6分2361m地点。
このあたりから残雪多し。が、ウィペットとツボ足で問題なし。カップルとすれ違う。今朝大池山荘を発ってピークに行ったとのこと。
右の尾根からも行けるが巻けるのでこのまま雪渓沿いに。
この先は崩落地点があり、夏道ではなく右の☓の方から稜線沿いに。夏山時期には整備されていることだろう。
10時51分2554m地点。少しへこたれる。糖分不足のようなのでチョコ食べる。
11時18分唐松山荘分岐。ここで荷物デポ。山頂へ。山荘では3人ほどが作業中。
劔立山方面
ピーク
不帰方面も
白馬方面も
唐松沢 滑れるのだろうか?
11時33分山頂到着。写真を撮ってまったり過ごす。劔立山の眺めがよい。白馬三山も美しい。
途中の道中にも確認したが、白馬鑓温泉へのコルの乗越す部分やその後の道が上からはっきり見て取れた。雪がなくなって小屋ができる前に行こう。
劔立山
白馬
五竜
唐松沢
山荘を上から眺む
毛勝三山
11時53分山頂出発。
残雪は緩んでいてアイゼン不要。一応ウィペットを一番短くしてダガーポジションで構えて進む。
13時8分八方大池。登ってくる男子とすれ違う。ゴンドラが動いていないのを知らずに来てようやくここまでたどり着いたとのこと。ピークまで行くと帰りには日が暮れてしまうだろう。
外人二人とすれ違う。明らかにコットンのポロシャツとショーツ。どこに行くんだ?
少しお花を撮影する余裕も。
13時26分1973m地点。大休止。食事とコーヒー。ヘリが白馬岳方面に飛んで行く。遭難? 13時54分出発。
14時5分山荘。14時41分兎平駅。このあと朝にすれ違ったカップルに追いつく。下りが足にきているよう。もちろん自分も。15時23分リーゼン小屋。ここの自販機は動いていない。15時40分駐車場到着。
獲得標高2000m、往復22kmはなかなかつらい行程だった。が、予想通りゴンドラが動いていないので静かな山行を楽しめた。
最高点の標高: 2551 m
最低点の標高: 704 m
累積標高(上り): 2048 m
累積標高(下り): -2018 m
平均ペース: 2.33 km/h
総所要時間: 10:12:14
ところどころ軌跡がぶれているので22kmとなっているが、実際は21km弱だろう。