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栂海新道sea to summit 1日目 天険親不知から栂海山荘まで

1日目

4時に高速パーキングで起床。1時間で親不知観光ホテル前の無料駐車場に到着。

準備して5時40分に出発。

スタート地点の海岸に向かった。

途中に旧トンネルあり。入れるらしいがかなり怖い。

rimg0268肝試しにぴったりだ

rimg0271海岸っていう幅は3mほど

波は荒れているがさらわれるほどではない。

rimg0273

海水に指をつけてさあ開始、と思った瞬間一番大きな波が!!

よけたもののふくらはぎに着水。靴の中まではいかなかったものの早速水難の相らしい。不吉。

国道に登り返して山側に登山道。

rimg02745時54分出発

今の所雨はなし。ただ少しムッとする湿気で気温は18度ほど。昼は25-6度になる見込み。早く標高を上げないと汗だくになる。

rimg0276登り始めてすぐに地図にはない新たな道の造成中。上にも林道無かったっけ?

暑いのを除けば特に変わったことなし。時々パラパラと小雨が降るが、傘で対応。

7時1分入道山。

7時13分二本松峠。昔の親不知迂回の山側ルートの峠らしい。

道は先日の台風で折れた枝や葉で覆われていた。rimg0280

7時28分林道。rimg0281

 

途中台風で折れた木が数本あった。rimg0283

8時3分尻高山。三角点あり。

ここのブナ林はきれいで有名。rimg0287

8時37分坂田峠。rimg0291

ここで朝日小屋に電話。清水ゆかりさんから、「今日は何が何でも栂海山荘まで行って、明日はできるだけ早く出て必ず来てね、全員予約だからね!」と念押しされた。

遭難を心配しての気遣いと分かっていてもプレッシャーがかかる。天候悪ければ上がらない選択肢もあるよー。電話と補給で20分。

9時43分シキワリの水場。水補給。美味しい。写真忘れた。

10時37分山姥平。

10時49分山姥洞分岐。上路の集落から上がってくるところ。

11時2分白鳥山。ここまでで大きな登り返しが7回。まだ標高1200mほどなのに獲得標高1600mほどとはこれ如何に?

rimg0303中は2階立てで20人位は入れるか。

この辺りからガス混じりのシトシト雨が続くので傘が面倒になりaether smockを着た。降ったり止んだり程度の雨だと乾きも早くて汗処理も良くて軽くて柔らかくて最高のshell。

しかし程なく風混じりのザーザー雨に。

前回着用時もそうだったが全面が濡れて撥水性がなくなると途端に浸水開始。汗も処理できなくなり肘下に水が溜まる状態に。フラッドラッシュメッシュスキン着てるからどうということもないが不快。

12時20分下駒ケ岳。12時45分菊石山。

12時54分。黄連の水を汲む頃には気温も下がって風もかなり強くなり豪雨状態に。

寒くなってきたのでベースレイヤーとshellを交換した。

13時41分黄連山。

14時25分栂海山荘が見えた。今日14-5度目の登り返し。最後はきついぜー。rimg0317中央に赤い建物。

この辺りから翌日の吹上のコルまで大う○こを14-5個は見た。写真割愛。クマはわんさかいるみたいですぞ。

疲れたところで苔。rimg0320美味しそうに見えてしまうのは疲れているからですね。

14時45分栂海山荘到着。  rimg0325ステンドグラス。

最後の登りは両面切り立った尾根で雨風が強烈(しかし翌日はこれが標準だったが)。新しいベースはベチャベチャ。早くも二組のウェアが水浸し。冬用ハードシェルはすぐに乾いてよかった。

どうも透湿性とやらはシェルの外側が乾いていないとダメみたいだ。目が詰まるってことか。とすると強い雨ではどんなシェルを着ても同じではないか。

汗をかかないようにするしかない。でも体質的にそれは無理。

フラッドラッシュで防いでしまって濡れているのを許容するしかないのだろう。

いわゆる着乾かす(シュラフと毛布に湿気を移しているだけ?)的な感じで、なんとか厚手のベースは翌日に使用できそう。それがないとあとは薄手のみなので明日の0度近い雨風には耐えられないだろう。

また道はドロドロでまたしても靴内まで浸水。それとも汗で濡れているだけ? 乾かしようがなく明日もつらい足元になりそう。

到着までにすれ違う人10人弱。

小屋にはすでに一人先客がいた。おそらく60過ぎの方。今日が7日目だという。テン泊装備で猿倉-白馬鑓温泉-白馬岳-雪倉-停滞-黒岩平-栂海山荘とのこと。明日は午後から動いて白鳥まで行くと言う。小屋の隅々、北アルプスの隅々まで知っている感じ。漂泊って感じで羨ましかった。

少しするともう一人栂海新道を上がってきて小屋泊。自分と同じ日程を想定しているようだった。テン泊装備。明日の天気を話しながらどうしようかと悩むが、結局は朝起きたときの天気次第だねってことで終了。この方もエキスパートな感じ。

さらに一人。おそらく聴覚障害者で読唇していた。あまり会話をかわさずこの日はほとんど交流なし。

小屋では毛布とシュラフと組み合わせて就寝。十分に暖かい。rimg0326

終わってみれば上昇下降で2030/555m、距離14.590km。早月尾根ピストンよりはましか。

昼はいつもの行動食のみだったので、夕食はコンビニで買ってきた牛肉煮とかポテトサラダとか新鮮で重いものを中心にたっぷり食べた。

雨水を溜めてあって、水には困らなかった。煮沸するものしか使わなかったが。

夜は強風と雨に何度か起こされながらもしっかり眠れた。人が少なければ快適な小屋だ。

合計距離: 14593 m
最高点の標高: 1484 m
最低点の標高: -47 m
累積標高(上り): 2282 m
累積標高(下り): -825 m
平均ペース: 1.88 km/h
総所要時間: 09:05:05
Download file: Move_2016_10_08_05_39_29_トレッキング.gpx

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