先日から自分のパーティ内で緊急時の連絡手段についていろいろと議論されている。
今のところ自分の持つ緊急時の手段は、いわゆる普通の4G回線の携帯電話(スマホ)とココヘリだけである。
つまり遭難した場合、携帯電話がつながらないところでは何もできず、遭難したらおそらくは死体を探す目的のココヘリになるだろう。
運が良ければ助かるだろうが。
もちろん遭難したいわけではないし、全力で生き残る努力をするし、周囲も全力で助ける。
死体がちゃんと見つかることは極めて重要だ。
残された家族の行き場のない気持ちに終止符を打てるし、死亡診断書がちゃんと発行されるので保険金や生命保険が下りる。住宅ローンも免除される。
自分勝手な行動の結果としては、最低限の遺された者への償いになるだろう。
そんなこともあって、ずっとアマチュア無線か衛星電話を検討し続けてきた。
仕事上の理由もあって後者が候補になっている。
仕事上の理由というのは、自分の携帯の着信履歴とその不通話連絡のSMSメッセージにすべてが現れている。
昨年の山行70日中、携帯電話がつながらないために着信履歴とSMSメッセージが残されていた件数は延べ40回、19日あった。
平均4日1度は2回の連絡がされたということだ。
大抵は電波のつながるところで連絡をして、もしくは下山後に連絡をして事なきを得ている。
一応山行に行くこととおよその時間などを職場には残していってはいるものの、本来的はタイムリーに連絡が取れるに越したことはない。
そう考えると、例えばソフトバンクで端末代ごと契約すると月6000円弱なので安いものだ。
スマホ自体は格安SIMで月2000円くらいなので。
今の狙いはThuraya X5-Touch。
記事によれば、
・アンドロイド端末
・4G回線と衛星回線のdual SIM
・GPS内蔵(現代のスマホと同等だろう)
という。これなら普段使いと併用できる。重いけど。
発売されたら、即契約しようと考えている。
それで仕事とパーティの安全がある程度担保されるのなら安いものだ。