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草津白根山を見に行ってきた

日本海側は悪天。低気圧の影響が少ないところとなると八ヶ岳辺りだが遠い。志賀高原での午前登山、午後ゲレンデ滑走を目的に前夜出発した。

日付

2021年12月12日

メンバー

ソロ

天候

山行当日の天気図
実際の天候は晴れ

アクセス

車で横手山スキー場駐車場へ。第二駐車場になった。
リフトで横手山まで。

なお、草津白根山の火山情報はよく変わる。
活動性が変わることもあるが、行政の対応もどうも安定せずいろいろ変わるのでHPで確認が必要。
本白根山は鏡池から周囲500mが規制対象。しかし本白根山の登山道は嬬恋村HPでは使用禁止である。
また白根山は草津町の管轄になるが、ここの行政の対応は「不安定」である。基準が登山の安全と観光収入という比較にならない比較になっている。
現状火山活動は落ち着いているが、「湯釜から500m以内は禁止」ということは確実なようだ。
地図上で湯釜から500mを計測するとピークはその範囲から外れる。
現場の立入禁止の看板も、「中央登山道は立入禁止、西から入れる」のような表記であった。
自己判断が必要ということになる。

本白根山を踏むか白根山を踏むかということも含めて、踏むにはなんとも微妙な百名山ということになる。
今回は全く踏んでいないのでノーカウント。

装備

  • ベースレイヤー モンベルメリノパンツ + ファイントラックドライレイヤー上下 + モンベルジオラインクールメッシュ上下
  • ミドルレイヤー Norrona メリノ混紡フーディ
    暑くてすぐ脱いだ
  • ハードシェル Norrona 青・黄
    今回の行動ではやや過剰なシェル
  • 帽子 MHWビーニー
  • 靴下 薄手のメリノ
  • 手袋 ワークマン軍手↔モンベルアウトドライ
  • ザック BD cirque
  • ヘルメット Petzlシロッコ
  • ブーツ Dynafit
  • スキー voile w’s hyperdrifter 164

エネルギー

オレンジジュース300ml、パン1

地図・標高

合計距離: 7899 m
最高点の標高: 2248 m
最低点の標高: 1988 m
累積標高(上り): 494 m
累積標高(下り): -460 m
平均ペース: 6.47 km/h
総所要時間: 03:01:33
Download file: 20211212.gpx

コースタイム

渋峠 0951 – 1000 国道最高点 1006 – 1017 山田峠 1026 – 1047 国道途中 – 1102 国道離脱 – 1113 2137m地点(坊主山というらしい) 1133 – 1143 最下降点 1150 – 1208 国道復帰 – 1221 国道離脱 – 1236 池ノ塔山(2217m) 1245 – 1252 渋峠

ギャラリー

記録

北陸は朝から雨になる予報。先週から雪は増えていないしむしろ減っている。そして確実にモナカ。
スキーなら乗鞍近辺一択だが爆風予報らしい。カリカリ斜面で爆風で、下部はモナカなんてただの根性試しなので却下。
八ヶ岳を歩くのもいいがこれっていうコース取りが思いつかない。ほとんど歩いたしなぁ。
ということでこんな時でないと行かない名山を踏もうと志賀高原に向かうことにした。

前夜は名立谷浜PAで力尽きて就寝。4時に一旦起きるがまた寝てしまい、奇跡的に5時に起きた。
コーヒーでブーストして志賀高原に向かった。

当初は岩菅山を目指していた。
登山道通しで行けるくらいの雪だろうと思っていたが、思ったよりも雪が多い。下部の谷筋のトラバースが厳しそうだ。かといってどこでも自由に歩けるほどの雪もない。

何よりも躊躇した理由が、登山口に向かう林道にピステンがかかっていたこと。ピステンをかける車体がでんと置いてあって立て札がある。
どうやら子供・初心者向けのクロスカントリーコースとして一ノ瀬スキー場が管理しているようだ。
これでは勝手にスキーで入るのは躊躇われる。ツボではもっとまずい。足跡の穴は開けられない。
ゲレンデに電話をかけて確認しようか?
悩んだがこの時期の記録が全くないというのはそういうことなのだろうと理解し諦めた。

この時点で、このまま焼額で滑って帰ろうか…という気持ちになりかけたが、どうせ滑るならもう少しBCに踏み込めそうなところということで横手山に向かった。
そうなるとリフトで横手山(三百名山)を踏むということになるが…

普通に一日券を購入してリフトで上がる。横手山登頂!

以前にスキーツアーで来た時はホワイトアウトの降雪状態で、パン屋の入口しか覚えていない。店に逃げ込んで温かいものを飲んだ覚えがある。ゲレンデを滑って渋峠に移動。板を外して写真撮影して歩行開始。

渋峠から国道最高点までは当たり前だが登り。ピステンがかかっている。ツボった。

国道最高点で一息。白根山がきれいに見える。昨日も入ったという後続4人が歩いてきた。3人スキーシール歩行、1人ボード・スノーシュー歩行。
ここで板をはいて国道上の昨日のトレースを滑走して山田峠まで。途中ヘアピンをショートカットした。

山田峠から国道に沿って白根山を巻くように進んでみる。白根山方面は「立ち入り禁止」と明確に表示されている。火山による規制である。そちらには向かわずにさらに国道を進む。
本白根山まで往復8kmほどか。頑張れば2.5時間ほどだろう。途中微妙に火山規制を破りそうでもある。うーんモチが沸かない。
引き返すことにする。

引き返す途中で白根山に向かっているツボ足トレースを見つけた。新しい。白根山の真西の尾根から取り付いている。
先程の立ち入り禁止看板近くまで戻ると、5人パーティが本峰を踏んで北側に降りてきていた。ちょうど立入禁止の看板の真ん前で休んでいた。
夏季に立ち入れないピークを冬季に雪上で踏むのはまだ理解できる。火山で立入禁止の区域に入るのは理解できない。
もちろん誰もヘルメットは持っていない。

お話するのも嫌だったので途中から国道をはずれて対面の小ピーク(坊主山というらしい)に登った。白根山の方が30mほど高いかな。
今日の自分のピークはここでいい。

小ピーク上で補給をしてシールをはいで滑走へ。
山田峠を経由することになるが、ここですぐにシールを装着して歩いて帰るのはもったいない。
滑りつつ先に進むために谷筋を滑走することにした。谷内は激烈なモナカ。しまった朝一に入るべきだったか。
ボトムまでは降りずに楽しくないトラバースに終始する。
国道に登り返しやすそうな尾根は手前(2087mに)と奥(2217mから続く東南尾根)、もっと奥には芳ケ平からの尾根もある。芳ケ平あたりは緑が見えているので雪はないだろう。
東南尾根に行くには大きな沢を横切る必要があるし沢のボトムを通るには雪が少ない。
ということで2087あたりを目指して尾根を登り返した。

しばし国道を歩いてショートカットしてすぐに2217m(池ノ塔山)に向けて国道を離れる。

2217m(池ノ塔山)でシールをはいで渋峠へ。斜度がなく真っ直ぐに登山道を滑った。ついたらそこはもうゲレンデ。

BCとしては国道最高点から東の斜面に飛び込むのが最も楽しそうな気がする。BCツアーがあるらしい。
万座温泉に降りてもいいし万座山も踏めるだろう。
意外とこの山域はBC遊びとしてはおもしろいのかもしれない。

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