前夜の相談で、「小豆島はもういいかな、てへっ」ってことでサブプランの島に行く。
お隣の豊島(てしま)へレッツゴー。
隣島へまたフェリー移動。ちょっとお疲れ…
豊島はゲージツの島。おいらの家族にゲージツなんて響かないだろうに…と思いつつ渡る。
小手試しに丘に上のゲージツスポットを訪れる。微妙な感じがするが、まだ序盤だからね、これからだよーきっと。
丘から瀬戸内海を見下ろす。この右下に本日のメインが!
豊島美術館です。
正面は売店と喫茶スペース。まず左奥の道からゆっくりと巻き道を回って右奥にある「展示物」にたどり着く。もったいぶらせやがってー。
展示物の前で簡単な注意事項を聞いて、靴を脱いで内部に入る。
内部の様子は詳しくは書けない、ネタバレになる。写真も残せない(フォトブックは買った、絵葉書も)。
中に職員さんが何人も見守っているが、説明はない。見て感じろ、と。
見る。歩く。座ってじっと息を潜めて眺める。
そうかーそういうことかー
生まれた個は集まり集団となって、そして終わる。また再生した個は集まり…
その繰り返しを静寂の中で体感する。
つまりそういうこと!
正直、前評判を見たときは「どうせ小さな島のゲージツでしょー」と思っていた。
ここで見たもの感じたものは家族それぞれ違うとは思うが、その心象も含めて芸術だーと言える。そんな体験だった。ナメていた。素晴らしかった。
感動したあとは暑いし喉も渇くさー。展示を模した喫茶スペースでお茶。
本体を少しパチリ。これが精一杯の写真。
この後は島を少し回り込んだところにあるライブラリーへ。
様々な人の心音を記録したそのライブラリー自体がゲージツだという。
心音の登録ができる(未課金)、聞くことができる(課金)。
あ、雑音が聞こえるよ。ちゃんと調べないと… あ、不整脈だよ、あーだめだよー。
落ち着いて聞いていられない笑。
運営費(課金)は必要だよね、きっと。分かるよ分かる。
でもこれを世界に何箇所も作るゲージツって…
あんまり写真撮ってもらえないので少しいじけてみました。
お昼は丘に戻って石窯ピザ。普通に美味しかった。暑い中焼いてくれてありがとー。
その後、丘を越えて反対側のフェリー乗り場の方に向かう。もう帰り道だ。
小洒落た店がある。海のレストラン。岡山からフェリーで30分くらいなので大切な日にぜひ。
いちじくソーダをいただく。
フェリー待ちをしていたらスコール。
夏旅の終わりって感じがしてきた。長い長い運転が待っている(実績を作ってもらったので、残りはすべて一人で運転…)。
3日間、食べて歩いて飲んで喋って。
大したところに行った訳ではないけれども、最高の思い出。
「みんなで集まる最後の旅…」という詐欺でまたやりますから皆さんよろしくね。