昨日今日とcovid-19対応で仕事している。
以前に比べるとかなり対応が必要な症例が減った。代わりに救急に受診する方を見ていると明らかに行動が拡大している人が多い。
要するに飲酒して体調がおかしくなった、転んだ、などだ。三密でなければいいのですけれども…
ここ石川、金沢でもPCRセンターができるらしい。
詳細が聞こえてきたが、なるほど適所である。
そうなると自分が新型コロナウイルス感染症診療に駆り出されて関わることはもう無くなるだろう。
世間は「新しい生活様式」の定着が目標となった。
わかりやすく言えば、公道を衣服を着ないで裸で歩いたらダメなのと同じような感覚・意味でマスクを装着しましょうって感じだ。
マスク自体の防護能力には種類によって大きな差があるとは思うが、それはあまり気にしないでおこう。
下着が見えそうなシースルーの衣服もあれば上下ハードシェル並みの衣服もあれば、だ。裸ではないからいいのだよ。
同じように「外来の様式」も大きく変わった。
インフルエンザ流行の時期に「仕事中にマスクしっぱなしなんて失礼だ」などと部下を怒っていたロートルはもう居ない。←これホントなんですよ…
マスク装着は当たり前。メガネ装着やシールド装着が標準になった。
患者の体に直接素手で触れることはもうない。すべて使い捨て手袋を装着し診察の度に一人ずつ捨てている。
必要な検査診療はすべてしっかり実施するが、不要不急な診療(病状の安定している患者)はできる限り電話再診対応で済ませている。
もちろん厚生労働省が許す最大日数の3ヶ月満期処方だ。
これを機会に、多数の医療機関を受診するような方は少しでも受診の接触機会を減らすようにしたい。
いわゆる「かかりつけ医」に様々な科のフォローをお願いするというスタイルで。
何が無駄で何が必要か?
きっとすべての分野で見直しがされることだろう。