奥大勘場から三ヶ辻山に山スキーにいってきた。
日付
2022年1月9日
メンバー
Nishidenさん、Chikauさん、私
天候
山行当日の天気図
実際の天候はずっと曇り、時々パラパラと雪
1650より上はガス→ホワイトアウト
アクセス
車で奥大勘場除雪最終地点まで。雪捨てに邪魔にならないような場所に駐車。
エネルギー
- オレンジジュース400ml
- ホットレモンティー200ml
- ゼリー1
- パン1
- 交換しあった和菓子2ケ
ウェア
- ドライレイヤー
ファイントラック ウォームロングスリーブ・タイツ - ベースレイヤー
mont-bellジオラインクールメッシュロングスリーブ・ニーロングタイ → 上のみ途中でpatagonia capline4に着替え - ミドルレイヤー 使用せず
patagonia R2 jacket - ダウン なし
- ウィンドシェル なし
- アウター
Norrona lofoten Gore-tex pro jacket(紺)・pants(黄色) - 帽子
mont-bell ジオラインクールメッシュインナーキャップ→MHWビーニー - ネックゲイター 滑走時に使用 Norrona
- 靴下 無名メリノ薄手
- 手袋
ワークマン薄手軍手×2→BD ウォータープルーフオーバーミットをadd on→滑走時にmont-bellアウトドライグローブ
装備
- ski
voile women’s hyperdrifter 165cm - binding
Dynafit superlite 175 - boots
Dynafit tlt speedfit pro - pole
BlackDiamond carbon wipet - シール
G3 アルピニストプラスグリッド - ザック
BD cirque 45L - クトー 最後の斜面で使用
Dynafit ski crampon 130 - ヘルメット
Petzlシロッコ - アイウェア
Vapro Sports reading glass - ゴーグル 使用せず
SWANS Rush-XED BLBK
SWANS ROVO-MDH-CU SMBK - アイゼン 使用せず
Petzel leopard leverlock - ピッケル 携行なし
- ビーコン
mammut element barryvox - プローブ
K2 probe alu230 - ショベル
Ortovox professional light
地図・標高
最高点の標高: 1760 m
最低点の標高: 709 m
累積標高(上り): 1518 m
累積標高(下り): -1518 m
平均ペース: 4.49 km/h
総所要時間: 07:22:17
コースタイム
除雪最終地点 05:21 – 06:23 人形山への取り付き地点 – 06:38 斜面取り付き地点 06:42 – 07:37 尾根 – 10:21 三ヶ辻山 10:34 – 11:51 岩長谷の橋 – 12:44 除雪最終地点
コース状況
<スタート地点-林道-斜面取り付き>
3.3km、+221m、-59m
スタート時1℃。
林道植林地を過ぎて右岸からの枝沢(堰堤あり)で渡渉あり。ブーツ1つ分の幅の木の橋があり、板をリレーしつつ渡った。水自体は浅く落ちても濡れることはない程度。
林道が分岐するところで橋に向けて下る。帰りはカニ歩き。林道上には時々デブリがある。岩長谷の橋に向けて少し下りが入る。橋を超えるととりつき。
8日にサンちゃんとトラさんが人形山・三ヶ辻山を周回( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3897715.html )しており、林道にはそのトレースがほぼそのまま残っていた。非常にありがたく使わせてもらった。ありがとうございました。ちなみに二つ爪の四足動物もトレースを利用していた笑。
<岩長谷>
橋からみる限りは下部は割れている。堰堤の奥の右岸に大きな尾根が見えるが、少なくともそこから下は右岸の作業道を使わないと危ないだろう。
<斜面取り付き-登行した稜線>
+250m
膝ラッセル
取り付き-2℃。
地図に記載のある作業道があるが横切ったのみ。急斜面を細かくジグを切って登った。カチカチのときは滑落すると危ない斜度。もちろん滑走も。
今日の滑走はふわふわの雪が残っていてご褒美以外の何物でもなかった。
登れないときは稜線の末端まで回り込んで作業道からとりつくと良いのだろう。
<登行した尾根>
2.3km、+630m、-20m
くるぶし~ブーツラッセル
尾根に乗ってから1600までの斜面は、登行時の向かって左は昨日の日射の影響でモナカになっており、向かって右は少し重いパウダーを維持していた。そのため滑走時は登行した尾根のすぐ北の谷に時々入ると幸せなパウダーがいただけた。
1600で微妙に尾根を乗り換えて左に曲がるが、雪庇形成しており崩して向こう側にでる必要があった。
1650までは向かって左に雪庇を形成し右は急なので登れる場所は狭い。
1650には地図上ポコが2ケあるが、登り返しを作らないように巻くのは困難。帰りはシールオン。2つ目のポコのあたりに、Nishidenさんによれば前回にはなかった複雑な雪庇を形成していた。迂回しつつ雪庇を崩しつつ通過。
主稜線直下の鞍部に出る頃にはホワイトアウトになり、目を凝らしてようやく登行斜面の端が見える程度。GPSで方向を確認しつつ登行。斜面も固くなってきたのでクトーを使用した。
ここでも雪庇を崩して主稜線に乗り上げた。
この最後の斜面は激重モナカ斜面。お互いの位置を確認しつつ慎重に下った。
<主稜線>
あとは緩やかなな稜線を左の雪庇に気をつけつつ登るのみ。
ピーク-1.9℃
ギャラリー
記録
今日は1650より上はガスが濃くて景色は何も楽しめなかった。
その代わりだが、生きた雪でヒャッハーできた。いやぁ楽しかった。
今日はウェアに関して、いつもと違うことをしてみた。
ハードシェルの下は寒くなるにつれて重ね着をしてきたが、いくら厚着してもベースレイヤーが濡れているとやはり寒い。
着替えるということを夏にも冬にもほとんどしたことがないが、今日は汗で濡れたウェアを厚手のものに着替えてみた。
いやぁ快適(今更…)。単純にリセットされて暖かい。厚着する必要もなくそのまま山頂に行って滑ってこれた。
これから着替えること前提で準備しよう。そうしたら、スタートはペラペラのベースでもいいじゃないか。
オーバーミトンを買ってみた。BlackDiamondのちゃんと透湿防水のもの。縫い目にもシールされている。ちょい高めだったが楽天ポイントがごっそり溜まっていたのでそれで購入。
濡れたインナーを替えれば冷たくないし、インナーグローブの厚みを替えれば暖かさが簡単に変えられる。
今日は薄手の軍手を二つ使った。
インナーは毛糸の手袋にしてもいい。モンベルのグローブのインナー(ウールのごついの)にしてもいい。BDガイドのインナー(もっとごついの)にしてもいい。暖かさは自由自在。素晴らしい。
代わりにミトンなので指先の細かい作業はほぼできない。
寒いところでの作業が必要になるタイミング(山頂)で、モンベルの5本指の防水保温グローブに変更した。
最近はバラクラバ代わりに、鼻まで隠れるフルフェイスになるフード付きのインナーウェアを使うことが多かった。そのままヘルメットをかぶりゴーグルを付ける。
今日はフード付きのウェアはハードシェルのみにした。
その代わりに滑走時は顔面まで覆えるネックゲイターを使ってみた。鼻まで覆ったり首に下げたり。
メガネでは曇りやすいことが分かった。やはりゴーグルで使用だな。