戸隠の西岳の周回登山に行ってきた。
バリエーション(破線ルート)となっているが、ルーファイ無し・コース整備ありだった。
技術的に危険な箇所があるという意味での破線ルート。
日付
2022年10月23日日曜日
メンバー
Kさん、Aさん、私
(高岡カラコルムクラブ)
ウェア
- ベースレイヤー Mountain Equipment grace hooded top
- ミドルレイヤー Rab alpha flash jacket
使用せず - ウィンドシェル Karrimor wind shell pull over
体が温まるまで使用 - アウター Arc’teryx alpha SL anorak Hadron、mont-bellトレントフライヤーパンツ
使用せず - 帽子 mont-bellジオラインクールメッシュキャップ
ヘルメット用 - 靴下 point6 中厚手
- 手袋 ワークマン薄手軍手
装備
- Backpack exped verglas 40L
- ストック なし
- 湯沸かしセット
- 5.5mmケブラーロープ 7m・250cm ロープスリング、下降器、引き上げ用ガチャ、ハーネス、セルフビレイコード
- ツェルト
- 針金・結束帯・ダクトテープ・簡易シーネ・テーピング
- 非常食
- バッテリー・ケーブル各種
- ヘッドランプ(Petzl swift RLバッテリー×2、bindi)
地図・標高
最高点の標高: 2050 m
最低点の標高: 1019 m
累積標高(上り): 1756 m
累積標高(下り): -1753 m
平均ペース: 2.32 km/h
総所要時間: 08:38:11
EK度数
(距離km + 登り累積標高差m ÷ 100 + 下り累積標高差m ÷ 200) = 32
コースタイム
登山口駐車スペース 06:17 – 07:45 望岳台 07:53 – 09:14 無念の峰 09:36 – 09:50 第一峰 09:51 – 10:25 西岳 10:26 – 10:56 本院岳 10:59 – 12:45 八方睨 12:52 – 13:02 蟻の塔渡・剣の刃渡 13:07 – 13:24 百間長屋 – 13:52 戸隠神社奥社 14:06 – 14:19 随神門 – 14:36 天命稲荷神社 – 14:45 鏡池 – 14:48 どんぐりハウス – 14:55 登山口駐車スペース
コース状況
草刈り・ピンクテープ・看板など完備。ルーファイに問題なし。
岩場には鎖場多数。危険な箇所には必ずロープもしくは鎖がある。
鎖は新品に新調されているものばかり。
無念の峰の直下のはしご場は、鎖とはしごの間のスタンスが分かりにくく危険。スタンスが定まるまでの自己確保のために何か補助を用いると安心して足を置ける。
消費フード
- お茶1000ml
- スポドリ300ml
- 柿1個分ほど(Aさん差し入れ)
- クッキー3
- パン1
ギャラリー
記録
戸隠の西岳へ。山と高原地図でもヤマレコでも破線扱いのルートであるP1尾根〜八方睨は初。
八方睨から奥社の間は以前に通ったことがある。
八方睨直下の蟻の塔渡りやその下の鎖場の危険度はP1尾根とそう変わらない気がするのだが、かたや実線、かたや破線。
登りと下りで差が出るだろうか?
イマイチそのあたりが分からなかった。
難易度を上げているのは鎖を必要とする岩場であるということ。
登る際に鎖の補助が必須だと感じたのは、本院岳への登り返し部分。ほとんど垂直で極めて危ない。
それ以外はスタンスホールドをきちんと探せば鎖は無くても大丈夫だった(落ちそうになったら掴むけど)。
下りではほとんどの場所で鎖に頼った。上からではスタンスもホールドも探しにくい。鎖を保持しつつ探すのが安全。でも最後の方は面倒になってごぼうで降りたりもした。安直だ。
とにかく鎖を握って自分を確保できる力があるなら通過できるルートであった。
Kさんが話していたことは、「何かで確保すると安全を感じて次の足(手)を出せる」ということ。確保する道具がカラビナスリングでもロープでも、それこそ手を繋ぐだけでも、と。
リーダーとして心理的安全を提供すれば、メンバーは自ずと力を発揮できるのだよというような内容。
おーまさに心理的安全。大いに納得してしまった。
実社会でも人を率いた人物の含蓄ある言葉であった。