五箇山の低山で登山道のない大獅子山へ周回山行。
日付
2023年2月4日土曜日
メンバー
Hiroさん、私
ウェア
- ドライレイヤー ファイントラック ウォームロングスリーブ・タイツ
- ベースレイヤー mont-bellジオラインクールメッシュロングスリーブ・ジオラインMWタイツ
- ミドルレイヤー Norrona trollvegen warm/wool1 zip hoodie 登りの途中で熱くて脱いだ
Rab alpha flash jacket 使用せず - ダウンアウター mont-bellパーマフロストライトジャケット 使用せず
- アウター Norrona lofoten Gore-tex pro jacket(紺)・pants(黄色)
- 帽子 mont-bellジオラインクールメッシュキャップ
- 靴下 mont-bellトラベラー薄手メリノ五本指ソックス
- 手袋 ニトリル手袋+ワークマン薄手軍手+BD waterproof overmitts
装備
- ski Voile Women’s Hyperdrifter 165cm 149−115−132
- binding Dynafit superlite 175
- boots Dynafit tlt speedfit pro
- Dynafit ski crampon 130
- pole BlackDiamond carbon wipet
- シール G3 alpinist plus grid
- ザック Plus One Works Shumari 50L
- サングラス mont-bellアルパイングラス
- ゴーグル
SWANS Rush-XED BLBK
SWANS ROVO-MDH-CU SMBK - アイゼン Petzl leopard leverlock
- ビーコン Mammut element barryvox
- プローブ K2 probe alu230
- ショベル Ortovox professional light
- エマージェンシーその他
湯沸かしセット・非常食
細引きアルミステーラダー・8環(mago 8)・スリング・引き上げ用ガチャ・ハーネス
ツェルト・SOLビビー
針金・結束帯大小・工具・ダクトテープ
簡易シーネ・薬・テーピングテープ
渡渉用ビニール袋
地図・標高
最高点の標高: 1446 m
最低点の標高: 338 m
累積標高(上り): 1553 m
累積標高(下り): -1552 m
平均ペース: 4.84 km/h
総所要時間: 08:19:33
大獅子前後。大獅子山手前の鞍部の「休」から1103m直下の「休」までシールオン。
1103mの南にブナオ峠に抜ける小道のような溝がある。それが見えたら左手にジャンクションが見えてくる。
ジャンクションを超えると少し登りがあるが、カニ歩きでこなせる程度。
EK度数
(距離km + 登り累積標高差m ÷ 100 + 下り累積標高差m ÷ 200) = 32
コースタイム
ゲート 0425 – 0501 第1電線下 – 0509 第2電線下 – 0530 630.1m – 0616 第3電線下 – 0629 第4電線鉄塔下 – 0750 1221.1m西の鞍部 – 0848 猿ヶ山 – 0916 1368m – 0926 シールオフ 0941 – 1013 大獅子山北鞍部シールオン 1029 – 1037 大獅子山 1042 – 1107 1103m東シールオフ 1120 – 1207 林道 – 1242 ゲート
コース状況
稜線 : 岩場滑落注意
避難小屋 : トイレあり、薪ストーブあり
消費フード
- オレンジジュース300ml
- お茶600ml
- ホットレモンティー350ml
- ゼリー2
- パン1
ギャラリー
記録
以前に小瀬から猿ヶ山に登り大獅子山方面に向かったことがあった。すぐに引き返したのだが。
今日はそのリベンジ。
懸念していたのは両山をつなぐ稜線の状態。
雪庇たっぷりで穴を気にしつつ歩くことになるのか。また下り基調ではあるものの登り返しがたっぷりあるのではないか。
大したことがないような低山の稜線に見えるけれども、歩いてみないと分からないことがある。
ロープや懸垂などの準備、簡易トランシーバーの使用など安全対策は入念に行った。
取り付きから猿ヶ山までは既知のコース。コースの起伏は覚えていた。ピストンでも十分に楽しめるいいコース。いつものように1221下からトラバースに入り猿ヶ山に向かう。
小瀬からの数日以内のトレースがあった。猿ヶ山下では小瀬から登ってきたyukionna_さんに出会った。先週も白木峰で会いましたね、とご挨拶。
すぐに一人で黙々と登っていってしまった。トレースがあるとはいえスピードは速い。強い人だな。多分ついていけない。
猿ヶ山ピークでは写真を撮ったらすぐに先に進む。
どこまでシールで行くべきか、どこを歩くべきか、地図を確認しつつ協議しながら進む。
一人で歩いていても頭のなかで同じような作業を繰り返している。
地図には線は引いてあるしGPSも見るには見るが、現場判断・お互いの同意・確認はとても大事。
久しぶりにそのようなやり取りをして楽しかった。やっぱり山スキーはこうでないと。
1368の次の小ピーク後にシールを剥いだ。以後、わずかにカニ歩きやスキー歩きはあるものの大獅子山手前の鞍部までたどり着いた。
結果的には両山間の半分はシールで、半分は滑走となった。
実際に歩いてみて、心配は杞憂に終わった。
険悪なリッジなどはなく、登り返しもさほど多くはない。結果的には猿ヶ山でシールを剥いでもカニ歩きで大獅子山手前の鞍部まで行けただろう。
詳細は地図のところに記載した。
ただし今回の条件は、ある程度の根雪の上に10-40cmのさらさらな新雪が乗っている状態、である。雪面が固く締まった残雪期はまた異なるかもしれない。
また「滑走」と呼べる代物は最後の尾根の1030mくらいから650mくらいまでの区間のみ。
徐々に重くなってはいくもののご褒美と言えるような楽しめる斜面だった。
それ以外の区間はスキーは移動の手段であった。深い雪の中ではもちろん最高の移動手段。