以前、福島Bコースで渡渉→茶臼山→将棊頭山→木曽駒ヶ岳と周回するつもりで木曽駒ヶ岳に登った。最初の渡渉が増水で困難だったため、木曽駒ヶ岳ピストンになってしまった。
残した将棊頭山(百高山の一つ)と茶臼山を通りたいがゆえに桂小場から登ってきた。
日付
2022年8月20日土曜日
メンバー
ソロ
ウェア
- ベースレイヤー Mountain Equipment grace hooded top、mont-bell メリノパンツ・ライトトレールタイツ
- パンツ 山と道 5 pocket shorts
- ミドルレイヤー Rab alpha flash jacket
無木立稜線で雨具の下に着用 - ウィンドシェル Karrimor wind shell pull over
今日は風が冷たくすぐに雨具着用 - アウター 上-Arc’teryx alpha SL anorak Hadron、下-mont-bellトレントフライヤー
岩稜帯から上半身着用、さらに途中で下半身も。雨というよりも露しずくで濡れる。 - 帽子 mont-bellメッシュクラッシャーキャップ +/- ヘルメット → Sunday afternoon adventure hat +/- ヘルメット
- 靴下 point6 中厚手
- 手袋 ワークマン薄手軍手
- シューズ mont-bell クラッグホッパーレザー
トレイルグリッパーでゴアテックスのアプローチシューズ
岩稜混じりの日帰り登山は、トレランシューズでは滑るし縦走用の重厚な登山靴でもないだろうと購入。
軽くて滑らなくて硬すぎなくてゴア。
悪くはなかったが、靴幅がいまいち合わない。靴ずれができてしまった。インソールを変えようかな。
装備
- Backpack Black Diamond distance 15
- ストック Black Diamond distance carbon FLZ
- ヘルメット Petzlシロッコ
- ツェルト
- 非常食
- バッテリー・ケーブル各種・ラジオ
- ヘッドランプ(Petzl swift RLバッテリー×2、bindi)
地図・標高
最高点の標高: 2954 m
最低点の標高: 1265 m
累積標高(上り): 2483 m
累積標高(下り): -2485 m
平均ペース: 3.35 km/h
総所要時間: 08:45:52
EK度数
(距離km + 登り累積標高差m ÷ 100 + 下り累積標高差m ÷ 200) = 52
コースタイム
桂小場 06:00 – 06:46 野田場 06:48 – 06:59 横山道分岐 – 07:08 白川分岐 – 07:24 大樽小屋 – 07:34 胸突八丁(信大コース分岐) – 08:05 津嶋神社 08:07 – 08:24 胸突の頭 – 08:51 将棊頭山 – 09:00 遭難記念碑(聖職の碑) – 09:12 黒沢分岐 – 10:03 馬ノ背分岐 – 10:13 木曽駒ヶ岳 10:28 – 10:36 馬ノ背分岐 10:37 – 11:08 濃ヶ池分岐 11:09 – 11:24 遭難記念碑(聖職の碑) – 11:35 西駒山荘11:47 – 11:50 水場 – 12:10 胸突の頭 – 12:23 行者岩 12:24 – 12:33 茶臼山 12:34 – 12:42 行者岩 – 12:49 胸突の頭 12:54 – 13:06 津嶋神社 13:07 – 13:29 胸突八丁(信大コース分岐) – 13:36 大樽小屋 13:47 – 13:58 白川分岐 – 14:07 横山道分岐 – 14:14 野田場 14:17 – 14:43 桂小場
コース状況
総じてよく歩かれていて手入れが行き届いている。
下部は程よい斜度のつづら折りで走って降りられる。
小屋手前の分岐から冬道で将棊頭山に入ったが、地図には記載ないものの登山道ばりにルートがしっかり分かる。低いハイマツを少し漕ぐ程度。
やや広いピークや遭難記念碑あたりはホワイトアウトだと迷いそう。
馬の背は急なところもあるが、比較的安全な岩稜コース。歩きやすいのは迷わないようにグリーンロープがめぐらされているからこそだが。
分岐と茶臼山間は樹林帯の一部で薮やハイマツが登山道を隠すが、トレースははっきり分かり迷わない。
消費フード
- オレンジジュース750ml
- お茶600ml
- 水300ml
- 赤コカコーラ500ml
- ゼリー1
- パン1
- ソーセージ1本
ギャラリー
記録
前線の動きが読めない。天気図に現れない低気圧も続いているという。毎日予報が変わり悩まされた。
少なくとも南に行くほど天気は安定するので、前日仕事後に車を走らせた。
東海北陸道経由で高山に出て、いつもの美人街道経由で木曽を目指す。
さて、どこまで頑張れるか…
権兵衛トンネルを抜けて下界に降りたところで力尽きた。寝よう。
早く起きれたら南アルプスまで、起きれなかったら中央アルプスへ、と行き先を定める。
南に行く場合は一泊のつもりだったので、小屋の状況を確認した。
そこで絶句。ありとあらゆる避難小屋が完全予約の営業になっている。テント泊も。
これは厳しい。下調べ不足だ。
やむなく中アを目指すことにした。
朝起きて桂小場へ向かう。小黒川ETC出口から10分あまりと近い。便利だ。
登山口には5台ほど先行者あり。着替えから始まって準備する。
6時出発。もうすっかり明るい。
つづら折りにトラバースしつつ尾根を2つ乗り越していくと稜線に出る。避難小屋を過ぎて胸突八丁を頑張ると茶臼・将棊頭の稜線に突き当たる。展望が開けて幸せになるが、ガスと雲はもうそこまで来ている。
将棊頭山は展望のある内に踏みたかったので、冬道とされている地図には無い稜線コースに入る。
しかししっかりと踏み跡はあって、迷うことなし。稜線通しだから当たり前か。
2646を超えて将棊頭山の広いピークを踏んだ。
そのまま稜線を進み、遭難記念碑を超えて馬の背を登る。
徐々にガスが濃くなり風が強くなり厳しくなる。
素肌の上のベースレイヤーにペラペラの雨具だけでは寒くなってきたので、Rab alpha flash jacketを中に着込んだ。汗を吸ってもロフトが潰れず程よく通気するので快適。
ついでに下半身も雨具を着用したらもう怖いものなし。どんどん進む。
駒ケ岳ピークは人がいっぱい。標柱の写真を撮ろうと近づくと近くの女性に撮影を頼まれたので、お互い標柱との写真を撮り合う。ありがとうございました。
神社で少し願い事をして風のないところで少し補給をして下山。なにせガスで何にも見えない。長居は不要。
下りでは先程の女性をすぐに追い越した。体が持っていかれそうなほど風が強くなってきたので、声をかけたが、連れが先に進んでいて追いかけるし大丈夫とのこと。
これまでに何度かスライドしたことのあるご夫婦の片割れだとそこで気付いた。そういえばさっきピークに見覚えのある出で立ちの男性がいたな。
行き先の選択が似ているのだろうなぁとか考えながら、爆風の馬の瀬を下った。
樹林帯に入るともう安全。小屋でコカ・コーラを飲み休憩。ついでに岩室も見学。
ここにはスキーでくることはないが、この小屋があるなら冬季にツボっても楽しいだろう。特にあの稜線は美しいだろうな。
さて、再出発。水場で水を補給してトラバース道を進む。展望がなく楽しくない。やはり冬道を通っておいて正解だった。
そのうち茶臼山・行者岩分岐に出た。
周りはガスだらけ。稜線に出ればまた爆風だろう。しかし今日行かなかったらこの2つのピークを踏みにくることはないだろう。
予定通り分岐を左に入り踏みに行った。
稜線は更に勢いを増した爆風。ところどころ樹林帯に入るのでまだいい。
行者岩には雨でなければなんとか取り付いて登ったかもしれないが、今日はそんな日ではないので諦める。ぐるりと裏側を回ってみた。
さらに茶臼山に進む。百高山でもなければなんちゃら名山でもないが、2652もある立派なピーク。
しっかり踏んできた。三等三角点茶臼山ゲットです。
もうノルマは果たしたのであとは下るのみ。避難小屋より下は緩やかな傾斜の続く気持ち良いトレイル。ほとんど走った。いい運動になった。