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2022年山行総括

今年の山活動はどうだったろうか。振り返ってみよう。

今年のカレンダー上の土日祝日は120日。有休5日取得で125日。
うち、仕事の休日当番で金沢市内に拘束されていたり研修に費やした日が40日。家族との用事に10日。つまりフリーになったのは75日であった。
山その他のアウトドア活動に費やした日数は58日。残りの17日間は何をしていたのだろうか…

山スキーでは痺れるような高難度の山には行かなかった。ある程度計算できるワンディツアーがほとんどだった。
楽しかったのは新雪たっぷりの仁王山-白木峰の周回(1月22日)。遅刻軍団のメンバーとコラボしてラッセル祭り。

白木峰ピークへ進むHiroさん(Chikauさん)、シュウさん(Nishidenさん)

自分はスキーヤーではないが、深い新雪滑走はやっぱり楽しい。

ワンディツアーだけでなく、3月には中宮温泉スキー場の集落から入り、大笠山-笈ヶ岳の一泊ツアーをした。
二山の麓の千丈平にテント泊をした。

千丈平に立てたテントと大笠山

千丈平はなぜかずっと気になっていた場所。夏はおそらく樹林迷路だろう。そこが冬には真っ平らの平原になる。
ヤマレコで検索してもここで宿泊した記録はない。ネット全体で検索すると何件か宿泊記録は見つかるが。
そもそも千丈平に踏み入った記録が少ない。
ヤマレコでは、早川先生が大笠山から沢筋を使って笈ヶ岳に向かった記録と大魔神さんが水晶滝を超えて大笠山に抜けた記録くらいしか見つからなかった。いずれも無雪期。
ここの藪こぎなど大変だ。雪がついている方がまだ楽。

笈ヶ岳のアタックはそれなりにしびれた。
微妙な斜度のトラバースや岩峰近くの登行など、単独での行動は最大限の注意が必要だった。

この山域、他にも個人的には課題がある。「毎年千丈平」なんて構想も頭の中にはあるが、そんなに上手くいくかどうか…

夏山はもっぱら名山めぐり。いわゆる百・二百・三百名山や百高山などを目標に掲げた。

7月には新穂高から入山する一帯の山域に入った。
以前にオートルート北側半分はやっているし、太郎平小屋経由で高天原や雲ノ平は歩いている。裏銀座側や赤牛の稜線も歩いている。黒部五郎も太郎平側から登っている。
しかし意外なことに新穂高から鷲羽岳・黒部五郎の間は入ったことが無かった。
とりあえず初心者的に鷲羽岳・笠ヶ岳・抜戸岳・大ノマ岳・弓折岳などを連続して登頂。
笠ヶ岳の中腹の杓子平の雰囲気はとても素敵だった。名山と言われる山だけある。
この山域は山スキーでも訪れてみたい。

岩々している 杓子平から稜線に向かうところ

8月にはこれまた歩いたことのない穂高の稜線に入った。槍ヶ岳と西岳山荘との間とロープウェイから西穂高の間は歩いている。
とりあえず奥穂高と西穂高の間を歩いた。
緊張感のあるワンディだった。

馬の背の先っぽからジャンダルムをパチリ

残るは西岳と奥穂高の間。できれば北穂高でテン泊したいなぁなんて思っているが、天候が折り合う日に巡り会えるだろうか。

9月は上越強化月間。越後三山・荒沢岳・平ヶ岳・尾瀬・至仏山・燧ヶ岳・武尊山・米山と連続して登頂。
「尾瀬は観光地」なんて馬鹿にしていたが、行くとやっぱりすごくいい。
至仏山と燧ヶ岳は天候に恵まれなかったが、また山スキーで訪れるチャンスがあるだろうか。
特に至仏山-平ヶ岳のロング山行はぜひ残雪期にチャレンジしたい。

八海山

11月には休日を使って四国名山めぐり。3日間で6つの名山を巡った。上澄みだけいただくような山行だけど。
もう少し下山後の観光や食事に時間が回せたら良かったが…

三嶺から剣山へ 超えたピークが重なっていく

三嶺が良かった。積雪期でも面白いのではないだろうか。というか雪は降るのか?と歩きながら考えていた。
12月の寒波で久万高原町(石槌山あたり)に一晩で78cmも降ったというニュースを見てビビった。降るときは降るんだね。

12月に入り、ようやく北陸も雪が降ってきた。
20-21シーズン以来の初冬の白山に行ってきた。といってもコーエイさんのトレースに乗っかって、ではあるが。
時間はかかったが素晴らしい景色に出会えた。こんな景色に出会えるのだから、やっぱり雪山はやめられない。

拡大すると逆くの字中にサンちゃんがいる。水屋尻側にはすでに二本の滑走跡あり。

今年の山行でずっと記憶に残るのは、千丈平テント泊での大笠山・笈ヶ岳か。
ゆったりと時間を使ってのツアー。
今後もこういうツアーを積み重ねていきたい。

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